いい湯だな
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木にかかっている樹木名のプレートを裏返したらアリがいました。そんなアリたちと一緒にいたのがいもむし風の虫です。何かの幼虫には違いないでしょうが正体は不明です。どうやらアリたちとは仲良しの雰囲気。きっと何かを提供する代わりに護ってもらっているのかもしれません。じっくり見ると、とがった口吻を持っています。樹液を吸うようのに役立ちそうな形です。アリと仲良しと言えばアブラムシですが、果たしてこの虫もそうなのでしょうか? 体長は3〜4ミリあったと思います。アブラムシにしては大きすぎるような気が…

こちらは白いアリ。朽ち木をひっくり返したところにいました。たぶんシロアリでしょう。シロアリにも種類があるようですが、図鑑を見たところ、ヤマトシロアリのように感じました。中央にいる頭部の大きな個体は“兵アリ”で、そのほかは“働きアリ”のようです。常に湿った材のなかで暮らすそうで、木造建築物の大害虫と図鑑に書いてありました。
確かに家で見つけたら青くなりそうですが、雑木林の朽ち木を土に戻す役割の一端を担っている虫であることも忘れてはいけないような気がします。

これはオオクチキムシのようです。樹木名プレートの裏にいました。
●ヤマトシロアリ/Reticulitermes speratus
シロアリ目ミゾカシラシロアリ科
●オオクチキムシ/Allecula fuliginosa
コウチュウ目クチキムシ科
参考文献:小学館『図鑑NEO 昆虫』、山と渓谷社『フィールドブックス 甲虫』
(2008.5.23/阿見町)
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以前から水戸に行くたびに「笠原水道→」という矢印のついた看板が気になっていました。ついこの前、その看板に導かれるように怪しげな道に足を踏み入れてしまいました。
笠原(かさはら)は水戸市内にある町名のひとつです。その町の一角にあるのが笠原水道の水源。周りが雑木林になっている台地に囲まれた場所にあります。
笠原水道とは、黄門様こと水戸二代藩主・徳川光圀が命じて作らせたものです。完成したのは今をさかのぼること約350年前、寛文三年(1663)です。近世日本で18番目の水道だそうで、長さは10キロメートルに及びます。


その水源地として選ばれたのが湧水量の豊富なこの笠原の台地でした。完成から250年間、下町の人々の生活を潤したということです。
水戸は自分にとって身近に感じていた土地ですが、こんな素晴らしい場所があったことは今まで知りませんでした。ここは蜘蛛観察にも絶好の環境のような気がします。今後も機会があれば足を運ぼうと思っています。
余談ですが、営業で外回りをしている人にとってもここは絶好の休憩場所です。サボって車のなかで寝ていても、素晴らしい環境が背徳心さえ忘れさせてくれるでしょう。メインの通りから離れている上、豊かに茂った緑が社名の入った営業車さえものの見事に隠してくれます。そうです、ここに集まった者たちは同志です。次の訪問の鋭気を養うためにも「集まれ、営業マンたち!」。
(私は営業マンではないので、仲間に入れてもらえないでしょうが…)
この日、すでに何人かの営業マンが集結していました。その勇姿を写真に収めておけばよかったかなぁ。
(2008.5.12/水戸市)
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先月の下旬、ひたちなか市(旧勝田市)の虎塚古墳に行きました。そのとき、次なる目的地として定めたのが「十五郎穴」です。その約束の地に、先日行ってきました。写真は虎塚古墳の隣にある資料館内部のレプリカ(虎塚古墳壁画)です。
これを見ると、私はなぜかアメリカインディアンを思い出します。聞いた話によると、日本人とアメリカインディアンにはいろいろと共通点があるとか。そんな噂が伏線となり、先入観が形成されているのかもしれません。

こちらが十五郎穴です。スケールは小さいですが、海外の遺跡のようにも見えます。これが今から千年以上も前の奈良時代のお墓とは…。その頃から墓地というものがあったのですねぇ。これを見ると、死者を土に帰すというよりは保存するために作られたような感じがします。やっぱり、死者が蘇るとか魂がもどってくるというような思想があったのでしょうか?
穴には大小がありますが、これは体の大きさ(死亡時の年齢)の違いによるものなのでしょうか。栄養価の低い食料を食べ、しかも医者のいない時代ですから、かなりの子どもが低年齢で亡くなったことが想像できます。成人するには、健康な体と運が必要だったはずです。たとえ大人になったとしても寿命は短かったんでしょうね、きっと。



そう思うと、私たちは恵まれた時代を生きているのかもしれません。ただし、今の時代が幸福なのか、豊かなのかは別問題。もしかすると、この地に埋葬された人たちの方が幸福だったかもしれません。
蜘蛛観察を趣味とする私としては、たいそう珍しいものがいるだろうと期待に胸を大きくふくらませていました。しか〜し、それほどでもありませんでした。見かけたのはウズグモばかり。ここにはかなりの数のウズグモが網を張っていました。

いきなり話は飛びますが、これはツメクサの花です。いつもかがみ込んで見たりしないので、どんな花なのか知りませんでした。ナデシコ科と言われれば、何となくそんな気もします。
(2008.5.15/ひたちなか市・旧勝田市)
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どう見ても怒っているように見えます。前回のシュレーゲルアオガエルとはまったく違います。キミの顔、恐い、恐いよ!

しかし、とてもきれいです。全体の色もさることながら、背中の上部から下部に並ぶ青い篆刻のような列は、一つひとつがジュエリーのようです。な〜んて素晴らしいのでしょう(顔は怖いけど)。
名前が気になったので図鑑で調べてみました。絵合わせをした結果、ニワハンミョウらしいです。美しさで言うと普通のハンミョウの方が上かもしれませんが、ニワハンミョウもなかなかのものです。
●ニワハンミョウ/Cicindela japana
コウチュウ目ハンミョウ科
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス 甲虫』、小学館『図鑑NEO 昆虫』
(2008.5.7/小美玉市・旧小川町)
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あまりにも幸せそうな顔をしていたので撮ってしまいました。昼下がりの草の上はとても心地よさそう。ほかにも何匹ものシュレーゲルアオガエルがうたた寝を決め込んでいました。皮膚が乾燥しないのか、ちょっと心配になります。それでも平気なのだから、シュレーゲルは日光浴が好きなカエルなのでしょう。
この顔を見て、カエルって表情のある生きものなんだと思いました。なかには嫌う人もいますが、今回の一件で「カエルが好き!」という人の感覚が少し分かったような気がします。
●シュレーゲルアオガエル/Rhacophorus schlegelii
アオガエル科
参考文献:山と渓谷社『ハンディ図鑑 日本のカエル』
(2008.5.7/小美玉市・旧小川町)
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せっかく坂東市(旧岩井市)まで来たのだから、自然博物館で開催されている企画展「化石はたのしい!」を見ていくことにしました。

は〜い、注目! 楽しそうなポスターですね〜。これはお仕事のパートナーである“ぐりお”さんがデザインしたものです。このポスターの制作談話が、ぐりおさんのブログに書いてありますので、ぜひご覧になってください。な〜るほど、ポスターがこんな風に作られるのか…って秘密もチラリ。デザイナーの仕事の一端を垣間見ることができます。
自然博物館には広い庭があります。庭と言っても雑木林を含む自然公園と言った方がいいかもしれません。池や噴水があったり、遊具があったり、子どもたちが楽しく遊べる施設も充実しています。


そんな園内で見つけたのが写真の虫。最初はゾウムシだと思ったのですが、カミキリムシのような感じ。でも、図鑑で調べたらやっぱりゾウムシのようでした。シロヒゲナガゾウムシらしいです。
お尻を木の割れ目に差し込んでいるところを見ると、どうやら産卵中のようでした。何の木かわかりませんが、立ち枯れた木にはたくさんのシロヒゲナガゾウムシが集まっていました。

こちらはさっぱり分かりません。体長3〜4ミリくらいの小さな虫でした。

これはカミキリムシのようです。シロヒゲナガゾウムシたちと一緒にいました。アトモンサビカミキリでしょうか?
(2008.5.18/坂東市・旧岩井市)
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コナラ、あるいはクヌギにも見えるこの木はマルバヤナギ(アカメヤナギ)だそうです。話によると茨城あたりが北限とのことでした。



じつは昨日、坂東市(ばんどうし)の菅生沼で行われた自然観察会に参加。沼周辺の植物を見ながら、それぞれの植物に関する興味深い話を聞いてきました。そのひとつにヤナギに関する話がありました。
沼周辺にはマルバヤナギ、タチヤナギ、カワヤナギの3種のヤナギがあるとのことでした。そのなかで大木になるのがマルバヤナギです。ほかの2種は大木と呼べるほどにはならないらしく、タチヤナギなどは20年くらいで枯れてしまうそうです。
このあたりには希少な植物も多いというお話でした。写真も撮ったので具体的に書きたいところですが、珍しいものもあるようなので今回は紹介をひかえておきます。

初めて訪れた場所なので、目に入るものが新鮮でした。変わった蜘蛛がいるのではないかと期待していたのですが、植物観察会で蜘蛛を探すのはいかがなものかと思い、蜘蛛探しは諦めました。
(2008.5.18/坂東市・旧岩井市)
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いったい何が写っているのか分からない写真で恐縮です。よ〜く見ていただくと、手前のひょろ長い物体の中ほどに、白いものがぶら下がっているのがお分かりいただけると思います。

こちらがその物体を撮影したものです。一応これでも花なのです。たぶんイネ科の植物だと思います。カヤツリグサ科ではないでしょう。
素人が手を出していけないのがカヤツリグサ科とイネ科です。この二種は数が多く同定も困難です。カヤツリグサ科などはそれだけ研究している専門家がたくさんいます。そんな人たちでさえ、ときには誤同定をしてしまうことがあるそうです。いかに難しいかが分かります。
そんなわけで、この植物は何であるかは分かりませんでした。「分からないなら載せるな!」と怒られそうですが、勢いで撮ってしまったので、勢いで載せてしまいました。スミマセン!
(2008.4.30/土浦市・旧新治村)
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シソ科のジュウニヒトエです。図鑑には名前の由来が書いてありました。花が幾重にも重なって咲くようすが女官の衣装に似ているからだそうです。また別の図鑑では「花びらの形そのものが十二単をまとった女性の姿に似ているから」という新説を披露しています。一般的には前者が定説になっています。どちらを支持するかは、見た人の印象でしょう。
もしこの花がひとひらずつ、はらりはらりと散っていくのなら、前者を支持します。単を一枚ずつ脱ぎ捨てるような感じがするからです。実際に散るようすを見たことがないのでなんとも言えませんが、前者の方が優雅な雰囲気があっていいですね〜。
●ジュウニヒトエ/Ajuga nipponensis
シソ科キランソウ属
参考文献:山と渓谷社『野に咲く花』『野草の名前・春』
(2008.4.30/土浦市・旧新治村)
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先日、ひたちなか市で打ち合わせがありました。その帰り道で見つけたのが「虎塚古墳→」という看板。
「虎塚古墳かぁ…」
「前から行ってみたいと思っていたんだよね」
「ちょこ〜っとだけ行ってみる?」
「なにか変わった蜘蛛がいるかもよ〜」
「そうだな、行ってみっか」
「よ〜し、行こう、行こう!」
頭のなかで、こんな会話が繰り広げられていました。車に乗っているのは自分一人。私は衝動的な行動を起こすことがたびたびあります。

こちらが古墳です。わりと小規模な前方後円墳ですが、なかに石室があって彩色壁画が描かれています。


石室の入口と、内部を紹介した看板です。
そう言えば歴史の教科書に出ていたような記憶もあります。日本で最初に石室内の科学調査がされたのがこの古墳なのです。日本史のなかでも重要な古