« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008年7月

妊婦ではなく、ニンフでもなく

早朝のドライブインにはいろいろな虫がいます。夜間の照明があるせいでしょうか、飛来した数多くの虫のなかには、そのまま残っている個体が見受けられます。ほとんどが嫌われ者の蛾類ですが、たま〜にクワガタムシやカブトムシなどのお宝級の虫もいたりするので、それを目当てにやってくる子どもたちもいます。

前置きが長くなりました。
やってきたのは茨城県の北部、常陸太田市(旧里美村)です。ここには「道の駅」と呼ばれる観光案内所と物産販売所を兼ねたような休憩施設があります。そこでみつけたのが下の虫。カゲロウの仲間のような感じです。


0807301
翅は濃いグレー、尻尾(専門用語でテイルと呼ぶみたいです)は2本、脚は一番目が黒っぽくて二番・三番目は明るい色です。手持ちの図鑑をあれこれ調べた末、チラカゲロウではないかと判断しました(注意:素人のため、間違いの可能性は大)。

話は変わりますが、フライフィッシングをする人たちの間では、ニンフという呼び方があると聞きました。ニンフとは精霊とか妖精とかを意味する言葉らしいです。じつを言うと、自分は写真のようなカゲロウの姿をニンフというのかと思っていました(羽が生えているところなど、いかにも妖精っぽいですもの)。

ところが、フライフィッシングで言うニンフとは、幼虫のことだそうです。川の石の下で這い回っているあの幼虫たちを妖精と呼ぶのは意外でした。それにしても、なぜ成虫でなく幼虫をニンフと呼ぶのでしょう? 不思議ですね〜。きっと何か深いわけがあるのでしょう。


0807302
さて、おまけと言っては何なのですが…こちらはトビケラのようです。図鑑を見てみたところ、ヒゲナガカワトビケラが一番似ていました。


●チラカゲロウ/Isonychia japonica
チラカゲロウ科チラカゲロウ属

●ヒゲナガカワトビケラ/Stenopsyche marumorata
ヒゲナガカワトビケラ科ヒゲナガカワトビケラ属

参考文献:つり人社『水生昆虫ファイル 1・2』
(2008.7.26/常陸太田市・旧里美村)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天使のフルーツ

080728
空から天使が舞い降りてきて、この実を食べそうな気がします。

(何言ってんだか、このおやぢっ! きも〜い)

冗談ですよ、冗談。そんなこと、あるはずないですよね。


色つやともに美しいですが、お味の方は保証いたしかねます。サクランボみたいですが、桜の実ではなさそう。きっとウワミズザクラの実ではないでしょうか。鈴なりという言葉にぴったりなくらい、たくさんなっていました。

試しに味見してみれば良かったかなぁ…と後悔しています。


(2008.7.20/古河市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ボディコンおねえさんの扇子

10年以上前でしょうか、東京の方にはジュリアナなんとかというディスコがあったそうな(今ではクラブと呼ぶのでしょうか?)。そこでは、素敵なおねえさんたちが羽の扇子を乱舞させながら、毎晩のように宴を開いていたということです。

おじさん(当時は兄さん?)は、東京アレルギー(東京恐怖症とも言う)なので、一度は見てみたいと思いつつも、ついに行くことはなかったそうです。そのおじさんが見つけたのが、羽の扇子を持った虫たち。それはそれは、まるでお姉さんたちがお立ち台に登って踊っているかのような風景でした…


0807271
この虫たちの名前はアミガサハゴロモというそうです(もしかするとベッコウハゴロモ)。ひょっとして、白い羽のようなものを羽衣に見立てているのでしょうか? ちなみに、この姿は幼虫です。成虫は白い毛がなくなり、ステルス戦闘機のような形になります。


0807272
天女たちの宴、天衣無縫、可憐な姿…おとぎ話のような風景にうっとりして、思わずため息が。ふ〜っという息が吹きかかった瞬間、天女たちはマリリンモンローのようにスカートをめくり上げてしまいました。

お顔を拝見しました。セミですね、彼女たち。一気に現実に引き戻されてしまいました。


(2008.7.20/古河市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏に羽ばたけ

0807261
夏も本番といった感じになってきました。

今年の夏はセミの発生が少し遅かったように思えるのですが、気のせいでしょうか?


0807262
茨城県西部の公園には、ニイニイゼミの抜け殻がいっぱいありました。このセミは羽化したばかりでしょうか。セミの場合、羽ばたくというより「飛び立つ」って感じがします(セミが飛ぶときには小雨が降るので注意が必要です)。


0807263
こちらはタテハチョウの仲間のアサマイチモンジでしょうか。蝶なら羽ばたくという感じがしますね〜。でもタテハチョウの仲間は、ひらひら〜、ひらひら〜と動くので、飛ぶというより滑空している印象です。

羽ばたくというイメージの虫って、どんな虫だろうと考えてしまいます。やっぱり、ぶぅ〜んと飛ぶ甲虫の仲間でしょうか?

最後に「夏休み」の雰囲気をどうぞ〜。


P7200004
* 事情により、週末はネットができないので、ブログの自動更新機能を使って予約します。


(2008.7.20/古河市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

松、命

0807252
よほど松が好きなようです。松葉を抱いて事切れていました。

図鑑で調べて、ヒメヒゲナガカミキリではないかと判断しました。


(2008.7.18/水戸市)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

琥珀色の幼虫

0807251
たぶん、ヨコヅナサシガメの幼虫ではないかと思います。最初はこんな色をしているとは知りませんでした。「べっこう飴色」なんて言ったら、歳がばれそうです。


(2008.7.18/水戸市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏の花束

0807242
記憶に違いがなければ、この花はシモツケです。

これを見るといつも花束を思い出します。いや、あれはブーケと言うのでしょうか? 持つところを紙(あるいはアルミフォイル)でくるみ、リボンをあしらったりしたものです。シモツケの花のひとかたまりがブーケに見えてしまう自分。ポキッと折って持ち帰りたくなる衝動にいつも駆られます。


0807243
なかには色の濃いものもあります。この濃いピンクを見るとかき氷のイチゴを思い出します。

一輪一輪は小振りながらも、まとまっているとバラ科の花だけあって華やかさを感じさせます。個人的に好きな花のひとつです。


(2008.7.18/水戸市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ピカピカの五円玉

0807241
この色、どこかで見た記憶が…と振り返ったら、思い出しました。手垢で汚れていない新品の五円玉です。光線の加減ではもっと緑色に見えますので、人によってはもっと別なものをイメージするかもしれません。

図鑑で調べたら、イネネクイハムシのようでした。触角が短いのはたまたまのようです。きっと何かの拍子でちぎれてしまったのでしょう。前回報告したヒメガマの葉に止まっていました。


(2008.7.18/水戸市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

漂う黄色い空気

0807231
ディスカウントスーパーの食品売場に並んでいる“つくね”みたいです(団子状ではなく棒に練りつけたタイプの方)。つまり、肉の部分が薄いということです。


0807232
余計な話でした。ガマより小さいコガマ、コガマより貧弱なヒメガマ。これはヒメガマです。雄花穂と雌花穂が離れているのが特徴だそうです。


0807233
ポンポンと指ではじくと、まるで手品のように黄色い煙がわきたちます。「こりゃ〜すげぇ〜」。あまりのおもしろさに夢中になって叩いてしまいました。これだけ出ると、花粉症の原因にもなりそうな気がします。どうなんでしょう、ガマとかヒメガマの花粉症ってすでにあるのでしょうか?


(2008.7.18/水戸市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

未の刻にお逢いしましょう

0807222
スイレンと言う名の花だと思っていました。ところが図鑑を見ても見つかりません。な〜んだろうと調べていくと…ヒツジグサという名であることがわかりました。今までこんな形をした花はスイレンと思っていた自分。考えを改めることにしました。

未(ひつじ)の刻、午後二時頃に開花するのでこの名前があるとか。図鑑には、日中に開花して夜閉じるとありました。この日は小雨がぱらついてきて空が薄暗くなったせいか、午後三時過ぎににもかかわらず花は閉じてしまいました。明るさを感知して開閉するのでしょうか? よくできてますね〜


(2008.7.18/水戸市)

●7月23日追記/源五郎さんからコメントをいただきました。写真の花はヒツジグサではなくスイレンでした。教えていただきありがとうございます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

真昼の北斗七星

0807221
何となくそんな並びに見えたので…。それにしてもミクリの花は変な形をしてますね〜。

これを見ると、理科の実験でありそうなプラズマを出している火球とか、コロナを噴出している恒星を思い浮かべてしまいます。自分にとっては、変な想像力をくすぐる花のひとつです。みなさんは何に見えますか?


(2008.7.18/水戸市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最近、この花よく見ます

0807211
ミソハギでしょうか? ちょっと自信がないのですが、自分はミソハギだと思って眺めています。意外とこの花の色は目立つので、車で走っていても目にとまります。

図鑑には山野の湿地に生えるとありますが、ときどき土手や畑などでも見かけます。それらは、もしかするとミソハギではなく別の種類かもしれません。最近は園芸品種が野にはびこっているので、図鑑で調べてもわからなくて困ります。


(2008.7.7/土浦市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

じつを言うと

0807171
ヘビは苦手です。不意に出会ったら悲鳴を上げるかもしれません。それくらい恐いです。写真からもわかる通り、近づくのはこれが限度かもしれません。ヤマカガシですから、本気で噛まれたら死んでしまいます。

話によると、マムシの毒とは化学的組成がちょっと違うそうです。単純には比較できないそうですが、マムシ毒より致死率が高いとのこと。マムシと違ってヤマカガシの毒腺は口の奥にあるそうなので、思いっきり噛まれなければ大丈夫だそうですが、やっぱりこわ〜い。


(2008.7.2/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ウサギとカメ?

080714
よ〜い、ドン! と今にも走り出しそうです。でも、ウサギとカメではなく、蜘蛛と蝶です。

蜘蛛はイオウイロハシリグモ、蝶の方はヒカゲチョウでしょうか?


●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.2/牛久市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蜘蛛だって絵になるさ!

0807131
知り合いのカメラマンさんと一緒に仕事をした帰り、公園で写真を撮りました。

カメラマンさんも蜘蛛を撮っていました。モニターで撮影したカットを見せてもらいましたが、やっぱり上手です。

その知り合いのカメラマンさんとは、このブログのリンクにある「カメラマンのお仕事日記」の作者です。じつは、カメラマンさんはもうひとつのブログも書いていて、それがまた素敵な写真ばかり。「茨城の自然」をテーマにした写真集のようなクオリティのブログです。そちらもぜひ覗いてみてください!


0807132
カメラマンさんが撮っていた同じ場所から真似をして、私も一枚。それがこのカットです。上手い下手は別にして、蜘蛛だって撮り方によっては素敵な被写体になると思います(大きな勘違い?)。

この蜘蛛はコシロカネグモです。なんとなくかわいい顔をしていると思いませんか。全般的にアシナガグモの仲間はみ〜んなかわいい顔です(←決めつけすぎ? ハハハ)。


●コシロカネグモ/Leucauge subblanda
アシナガグモ科シロカネグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.2/牛久市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

7月のきのこたち

P7040024P6230106
P7040043P7040050_2
7月の初旬に撮ったきのこたちです。


P7040068P7040078
P7040083P7040088_2
きのこブログではまだ紹介していないのですが、一足先にこちらの「統合版」で姿だけ報告しておきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

6月のきのこたち

0807102P6230046P6230054
P6230087P7040031P6240056
先月はたくさんのきのこを見ました。そのとき撮影したものが、きのこのブログで紹介しきれずにまだ残っています。せっかくなので、少しこっちでも報告してみます。名前がわからないものがほとんどなので画像だけでのご紹介です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ナナフシってこんな葉食べるの?

0807091
ナナフシモドキ(ナナフシ)のようです。5月頃には10ミリほどだった幼虫も今では50ミリを超える勢い。すでに5倍ほどの体長になっています。この成長率は驚くべきもので「昆虫、恐るべし」といった感じです。

よく見ると写真の草を食べています。この葉はモミジイチゴでしょうか? 図鑑によれば食草はエノキやサクラと書いてありますが、モミジイチゴも食べるみたいです。サクラとモミジイチゴは同じバラ科なので、味が似ているのかもしれません。


(2008.7.4/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

これはギボウシ?

0807081
この花はなんでしょう。


08070820807083
葉のようすからするとオオバギボウシのような感じですが、花の付き方が図鑑の写真と違うような…。花自体は図鑑の花と同じようなので、やっぱりオオバギボウシでしょうか?

なんとなくユリの花に似てるかも…と思ったら、ユリ科の植物でした。


0807084
サツマノミダマシ(蜘蛛)がついていたので、ついつい撮ってしまいました。


●オオバギボウシ/Hosta montana
ユリ科ギボウシ属

参考文献:山と渓谷社『野に咲く花』
(2008.7.4/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

白い雲じゃなくて、白い蜘蛛

P7070009
5年ぶりくらいの再会でしょうか。それほど珍しい蜘蛛ではないはずですが、なぜか出会うことがありませんでした。その名はメスジロハエトリ。ご覧のようにメスが白いのでこの名がついたのだと思います。

蜘蛛が好きな方は少ないでしょうが、白い蜘蛛なら興味を持っていただけるのではと思いました。いかがでしょうか? じつは、このブログでは蜘蛛の写真はアップしないことにしていたのです。しかし「統合版」というタイトルを冠していることもあり、些細なこだわりは捨てて載せることにしました。

白い蜘蛛はほかにも数種いますが、このメスジロハエトリほど眩しい白はいないと思います。さ〜て、気になるのはオスの姿です。


P7070096
こちらがオスです。蜘蛛はオスとメスの姿がまったく違うものが多いです。自分はメスジロハエトリのオスを見たのは今回が初めて。これらの蜘蛛に会えて、今日は本当にラッキー! 何だか幸せな気分です。そう言えば、今日は七夕でした。


●メスジロハエトリ/Phintella versicolor
ハエトリグモ科アサヒハエトリグモ属

(2008.7.7/土浦市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

音の煙幕

0807061
伐採された木が積み重なっているところで見つけたカミキリムシです。図鑑とにらめっこをしてホソトラカミキリだろうと判断しました。もしかしたら間違っているかもしれません。


0807062
こちらはナガゴマフカミキリと思われます。積み重なった木はほとんどがシラカシの木でした。その木の山に近づくと「カリカリッ、カリカリッ」と小さな音が聞こえてきます。この音はカミキリムシあるいはその幼虫が木をかじっている音なのでしょうか? 

確認しようと音の発信場所を探しますが、あちこちから聞こえてきて場所が特定できません。まるで音の煙幕に包まれている気分でした。


(2008.7.2/石岡市)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

糞まみれの幼虫

0807051
ハムシの幼虫には自分の糞をまとうものがいますが、外敵から身を隠すためなのでしょうか? 稲の葉の上にそれらしい物体がありました。


0807052
洋服を脱いでもらうと、写真の幼虫が出てきました。きっとこれもハムシの幼虫だと思います。もちろん、何ハムシかわかりませんが…


(2008.7.2/石岡市)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

緑のタイル

0807041
統合版という割には他のブログを紹介していません。今日はコケのブログから一枚。名前はわかりませんが、きれいだったので載せてみます。

(えっ、ぜんぜんきれいじゃない?)

そう言われても…。わたし、コケ好きなんですよ〜


(2008.6.8/ひたちなか市・旧勝田市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

薬になる草

0807031
雌しべの長さが目立つこの花はイチヤクソウのようです。名前は聞いたことがありましたが、今まで花は見たことがありませんでした。じつは、前々からこの草の存在が気になっていたのです。なぜなら、ギンリョウソウというちょっと変わった草がイチヤクソウ科の植物だったから。こうして実物を見ると、ギンリョウソウとは似ていないような気がします。

イチヤクソウは漢字で書くと「一薬草」。名前の通り薬になる草だそうで、全体を乾かして煎じて飲むようです。特に薬効が高いのは開花時期と図鑑に書いてありました。

さ〜て、いったい何に効くのかと調べてみたら…腎臓炎や脚気などのむくみをとるのに効果があるとのこと。虫さされや傷などには生の葉の汁を塗るそうです。

●イチヤクソウ/Pyrola japonica
イチヤクソウ科イチヤクソウ属

参考文献:山と渓谷社『山に咲く花』『ポケットガイド 薬草』
(2008.6.24/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

羽化不全?

0807021
翅が完全な状態ではありませんが、懸命に飛ぼうとしていました。図鑑で調べてみたら、シラホシカミキリのようでした。羽化不全でなければ、意外と美しいカミキリムシのような気がします。


(2008.6.24/石岡市)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

でんでんむし

0807011
カタツムリと呼ぶより、でんでんむしと言った方がかわいらしいと思うのですが、気のせいでしょうか。あまり見たことがないカタツムリなので撮っておきました。殻の直径5〜6ミリの小さな個体でした。


(2008.6.24/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »