“墨流し”って情緒あふれる名前だなぁ
ここのところ鱗翅目(今はチョウ目って言うのでしょうか)が続いています。前回、前々回は蛾でしたが、今回は蝶です。その名もスミナガシ。うわ〜っ、カッコいい名前!
生きているスミナガシを見たのは初めてです。いつも死んだ個体や翅だけを目撃していたので、今回の生の姿にはちょっと感動を覚えました。
人によっては地味な蝶だと言うかもしれませんが、個人的には渋い派手さ(変な言い回しですが)を持った蝶だと思います。よくぞこんな暗いトーンで美を演出できるものだとひたすたら感心。筆先を水につけたときに広がる墨の流れ。そのゆったりとした模様が上翅に見られます。痺れますね! この蝶。みなさんは痺れませんか?
(撮影:2009.7.29/高萩市)
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コメント
スミナガシいるんですね(∩_∩)ゞ
オオムラサキほど派手じゃないけど、ゴマダラチョウほどパワフルでもないけれど、和服美人の風情がありますよね。私もかなり好きです。ここ数年は秩父で見掛けた位で、なかなか見る機会はありません。昔は市川市の郊外にもいたのに
折角の和服美人ですが、ミミズなどの死骸のエキスを吸ってることがあるのが、玉に瑕?でしょうか。
でもアバタもエクボ、やはり綺麗なものは綺麗です。
投稿: takao_bw | 2009年8月 8日 (土) 19時33分
takao_bwさん、こんばんは。
お好きなんですね、スミナガシ。やっぱり、あの模様には不思議な魅力がありますよね〜
でも、狂気の一面も持ち合わせているのですね…死骸のエキスを貪るなんて。でも、あんなに美しいならそれも許しちゃいましょう。私も全面的にtakao_bwさんの意見に賛成です!
投稿: mushizuki | 2009年8月12日 (水) 00時50分