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デッドヒート

0911301
もはや死語ですね、この言葉。ここ数年、他の人が口にしているのを聞いたことがありません。今風に言うなら“エキサイティング”でしょうか?

左にいる黒い虫はヨコヅナサシガメの幼虫です。右の毛虫を追いかけて、鋭い口吻でずぶりと刺して体液を吸おうとしています。追いつ追われつ…動きはとてもスローですが、目を離せないスリリングな展開です。これを形容して「デッドヒート」。完全にオヤジの発想ですな。

さて、結末は意外や意外。毛虫が難なく逃げ切りました。サクラの樹皮上にいたこの毛虫が害虫ならば、ヨコヅナサシガメはその天敵(益虫)でしょう。数年前(いや、もっと前?)から、茨城でもたくさんのヨコヅナサシガメを見るようになりました。これだけ増えたのですから、さぞかしサクラの害虫は減ったのではないでしょうか。

ところが、このヨコヅナサシガメの幼虫がジョロウグモの卵のうを口吻で刺して、なかの卵のエキスを吸っているという噂を耳にしました。まだ、ほんの少数の幼虫たちが、おいしい餌のありかを見つけただけのようです。そのうちどんどん情報が広がって、ほかの幼虫たちも同じことを始めるのではないかと心配しています。

蜘蛛は嫌われ者ですが、害虫を捕まえてくれます。そんな益虫(蜘蛛は虫ではないですが)の存在を脅かすことになりかねないと今から心配しています。下手をするとジョロウグモの数が半減、いや激減する可能性もあります。来年以降のジョロウグモの生息数には注意を払わなければなりません。


(撮影:2009.11.7/石岡市)

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