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消えたマキノスミレ

数年前にマキノスミレが咲いている場所を見つけました。毎年この時季、花たちを見るのを楽しみにしています。

マキノスミレは独特の色をしています。明るい赤紫の花はほかのスミレにはない色調です。葉っぱも変わった形で、花柄に対して鋭角的に細長い葉を伸ばしています。花が咲いている間は、葉の裏がうっすらと赤味を帯びています。花が散ると、なぜか葉の裏は緑色になるのです。とても不思議です。

というわけで、本日マキノスミレを見に行ってきました。群落とは言わないまでも一定区間にかなりの数が咲いているはずと、例年の風景を頭に思い浮かべながらわくわくしながら歩いていったのですが…

ない。あれ? ない。

あんなに咲いていたマキノスミレがまったくありません。かろうじて見つけたのは数株。それもかなり小さな個体です。下の写真の個体は、見つけたなかでも一番大きな花を咲かせていたものです。


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本当に不思議です。昨年は20〜30株はあったはずなのに、忽然と姿を消してしまいました。豊作と不作の年があるのでしょうか? マキノスミレの株は数年花を咲かせるはずです。それなのに…

あちこち探しまわって、合計で10株くらいは見つけることができました。しかし、どれも小さな株です。この子株ががんばってくれないと、来年以降マキノスミレが見られなくなってしまいます。そ、そ、それはなんとしても避けたいことです。がんばれ、子株たち。来年も見に来るね! と挨拶をしてきました。

(と言いつつ、近いうちにまた見に行くと思いますけど)

そうそう、マキノスミレは関西に多いシハイスミレの変種という話です。なぜかマキノスミレは関東や東北に多いそうです。西のシハイ、東のマキノということでしょうか。

ここに咲くマキノスミレは、図鑑で見るものより色が濃いと言うか深いような印象です。これだけマキノ、マキノと連呼しておいて、じつはシハイスミレと何かの交雑種だったりして…

(撮影:2010.4.8/石岡市)

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