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図鑑紹介…植物(草本)

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植物初心者の私にとっては十分すぎる図鑑です。“なんとかなる図鑑”とでも言いましょうか、「黙って開けば、たいがいわかる」的なお助け図鑑です。身の周りの野草(外来種は除く)のほとんどが載っています。

使い初めの頃は最初のページから順にめくって、似ている植物が見つかるまで探し続けていました(非常に効率が悪いですね)。ところが、この図鑑は科ごとに並んでいるので、慣れてくるとそれぞれの科の特徴がなんとなくわかってきます(ホントになんとなくです)。

少し慣れてくると、削除形式で絞り込んでいく方法を覚えました。すると、最初の頃とは比べ物にならないくらいのスピードで探し当てられるようになりました。

私がよくやるのは、名前を調べたい植物がキク科かどうかを判断すること。キク科の花は中央にモコモコした集まりがあります。このような花は頭状花と呼ばれるそうです。キク科は図鑑全体の15%を占めるので、この分を除外すると探す手間が大幅にカットできます。次にマメ科か否かを判断します。マメ科の花は舌みたいな形をしたものが付いているのですぐ判断できます。そのあとはタデ科、アブラナ科、キンポウゲ科、ユリ科などを除外していきます(特徴が顕著なものをとりあえず覚えることにもつながります)。除外できるかどうかを判断できる科を増やしていくと能率はどんどん上がってゆくものです。

上には書きませんでしたが、スミレ科かどうかは誰でもすぐにわかると思います。あとはカヤツリグサ科、イネ科も比較的すぐに判断できると思います。

このような削除方式を取り入れる努力をしているうちに、科の特徴がなんとなくわかるようになり(しつこいようですが、なんとなくです)、野外で名前のわからない野草を見つけたときに、何科の仲間か見当がつけられるようになりました。ただし、大はずれするときもあります。大はずれしたときはしたときで、そのショックが刺激となり記憶に深く留めることができます。

このようなことを繰り返しているうちに、科ごとに並んでいる図鑑がいかに使いやすいかを実感するようになりました。なかには花の色や形、生えている場所などで分類している図鑑があります。確かに検索効率はそちらの方が高いと思います。手っ取り早く知りたいのなら絶対にそちらをおすすめしますが、長く植物と付き合っていこうと考えるなら、科ごとに並んだ図鑑の方がいいと身をもって感じている次第です。

さて、写真の図鑑の版元は山と渓谷社です。山渓ハンディ図鑑シリーズの『野に咲く花』(2816円+税、ずいぶん半端な価格です)と『山に咲く花』(2800円+税)。この図鑑は花や実の細部の写真が載っているのもありがたいです。さらに、ハンディ図鑑と銘打っているだけに、野外に持ち運べる携帯性も魅力です。

私はこの図鑑しか使ったことがないので、他の図鑑と比較したことがありません(比較する必要がありませんでした)。なので、絶対にこれがいいとおすすめすることはしません。ただ、初心者の私が使ってみて活用性の高さと充実した内容を実感していることだけはお伝えしたいと思います。

ちなみに、身の周りに生えている植物を知りたいのなら『野に咲く花』だけで十分だと思います。雑木林やちょっとした山にまで手を広げる方は『山に咲く花』もあった方が心強いでしょう。

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