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オーラを放つ、ありがたい花?

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花の一部を撮ったものです。これを見て何の花かわかる方はスゴイ!

神秘的に見えるか、へんなものに見えるか、人それぞれだと思います。なかには、「これ、花じゃなくて葉っぱじゃないの?」と言う方もいらっしゃるでしょう。でも、間違いなく花です。


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ジャーン、これが花です。

花らしくないですね〜。写真のものは正確に言うと花の一部。花序を包み込む“苞”と呼ぶらしいです。専門用語では「仏炎苞(ぶつえんほう)」と言います。サトイモ科の植物、たとえばミズバショウやザゼンソウも同じように、仏炎苞が花序を囲んでいます。


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さて、この写真の花の名前はというと…

ミミガタテンナンショウでしょうか。オオマムシグサではないような気がします。ミミガタテンナンショウもオオマムシグサもテンナンショウ属のサトイモ科植物です。この仲間は似たものが多いです。きっと、いろいろな種に分化してそれぞれの道を歩き始めたところなのでしょう。

今私たちは彼らの進化を目の当たりにしているのかもしれません。“進化の目撃者”と言ったらカッコいいかも…


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こちらは緑の仏炎苞です。マムシグサなのかなぁと思ったら、ホソバテンナンショウという種類が図鑑に載っていました。


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茎はこんな感じです。たぶん、ホソバテンナンショウじゃないのかなぁ(自信ありません)。

今回、花のことを調べていて「仏炎苞」という言葉がとても気になりました。仏炎を辞書で調べたら、該当する言葉がありませんでした。ということは造語でしょうか? でも、なんとなくイメージはわいてくるんですよね〜

仏様の背後にあるオーラみたいなもの。光輪と呼ぶようですが、そのイメージです。仏像の場合だと光背と呼ぶみたいです。仏の身が発する光を表現したもので、光を円で表した円光や二重光、宝珠の形をした宝珠光、炎の形をした火焔光など、さまざまな型があるようです。

話題にした仏炎苞の“仏炎”とは、炎の形をした火焔光を指しているのでしょうか。火焔光といえば不動明王の専売特許のような印象があります。あれやこれやと想像を巡らすと、今回報告した花がとてもありがたい花のように思えてきました。でもまぁ、拝み倒してもご利益はないと思いますけど…たぶん。

あ、それとまだ謎は残っています。テンナンショウは漢字で書くと「天南星」になります。この中国的な名前の由来については調べきれませんでした。う〜ん、その由来、気になります。


(撮影:2010.5.10/笠間市・旧岩間町)

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