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触角で木を叩け

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先日、雑木林のなかでご覧のハチを何匹も見かけました。長い産卵管を持っているので、きっと寄生バチなのでしょう。カミキリムシの幼虫にでも卵を産みつけようという魂胆だろうと思ったのですが…いろいろ調べてみたら、なんとハチに寄生するみたいです。

ハチがハチに寄生する? ふぅ〜ん、そうなんだぁ。ハチの世界っておもしろい。


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さらにおもしろいのは、写真のハチがしきりに触角で樹皮をぴたぴた叩いていたことです。お医者さんがよく指先で体をとんとん叩いて診察しますが、あれを触角でやっているような感じです。彼らの触角は精度の高い探知機のようです。目的の幼虫を探知したら、長い尾(産卵管)をススーッと差し込んで知らぬ間に卵を産みつけるのでしょう。改めて想像すると、そら恐ろしいことです。まぁ、人間とウィルスも同じようなものでしょうから、自然の摂理と言えばそれまでです。(寄生と感染は違う! というツッコミはご容赦下さい)


名前について調べてみると…
オオホシオナガバチかと思ったのですが、どうも模様と翅の様子が違います。シロフオナガバチの方が似ていたので、たぶん後者だと思います。なかにはシラフオナガヒメバチと表記された説明がありました。表記としてはシロフオナガバチの方が多かったので、こちらの方が一般的な呼び名だと思います。

ハチがハチに寄生するということですが、シロフオナガバチ(ヒメバチ科)はキバチ科の幼虫に寄生します。キバチ類のなかには、幼虫がアカマツ、スギ、ヒノキ、モミを食害する種類がいるそうです。代表的なものがニトベキバチ、ニホンキバチ、オナガキバチの三種。この害虫であるキバチに寄生する天敵として、今回報告したシロフオナガバチ、そしてオオホシオナガバチなどが注目されているみたいでした。


(撮影:2010.5.1/土浦市)

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