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尾瀬の青い花…湿原にナスがなる?

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尾瀬ケ原の花シリーズ、今回は青系の花をご報告します。


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白いワタスゲがフラワーアレンジメントによく使われるかすみ草のようです。尾瀬ケ原全体が花束だと想像すると、ハイキングがより楽しくなります。


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ワタスゲと絶妙の色の対比をなしている青い花(紫と言った方がいいかも)は、カキツバタです。


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ところどころに似たような花が咲いていました。こちらはヒオウギアヤメです。


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牛首の分岐あたりまで行くと薄紫の小さな花がちらほら咲いています。もう終わってしまったと思っていたタテヤマリンドウがまだ残っていました。この花、帽子などで覆ってしまうと花を閉じてしまうそうです。一度実験してみたかったのですが、木道からかなり離れたところに咲いていたので諦めました。


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あれっ? こんなところにナスの花が…

茨城県南部だと、この手の花はワルナスビと相場が決まっています。でも、ここは尾瀬ですからワルナスビということはないでしょう。

調べてみたらオオマルバノホロシの花でした。きれいな赤い実がなるようです。別名で尾瀬茄子とも呼ばれているみたいです。図鑑には有毒植物と書いてありました。

さて、ここで気になったのは“ほろし”という言葉です。ネットで検索したら、ヒヨドリジョウゴの古い呼び名という記述がありました。確かに、ヒヨドリジョウゴの赤い実と、図鑑に載っていたオオマルバノホロシの赤い実は似ているかもしれません。

ほかにも気になる記述がありました。赤く熟した実が乾燥してくると、表面にぶつぶつが出てくるそうです。そのようすが皮膚病の“ほろし”に似ているのでその名がついたということです。

確かに、ネット上の国語事典で“ほろし”を探すと「湿疹の軽度のもの。ほろせ。」とあります。ちなみに、わが家の国語辞典や古語辞典には載っていませんでした。この言葉の意味を調べていてふと思ったことがあります。それが「まぼろし」という言葉。「まぼろし」は「ま・ほろし」から発生したのではないかという勝手な想像です。

「ま」は接頭語というか、強調とか驚きを表す言葉。それに、すぐに治ってしまう(消えてしまう)軽い湿疹を指す「ほろし」と組み合わせて、はかなく消えてしまうものを意味する言葉として誕生したのではないかと思った次第です。これは妄想に近い想像なので、いい加減な話として忘れてください。

自慢話をするわけではありませんが、高校時代の古語や漢文の成績は下から数えた方が早かった自分です。ところが、歳をとってからときどき古語の教科書を読み直したりしています。今さらながら、もう少し真面目に勉強しておけばよかったと悔いる私。そんなこともあり、いつでも勉強し直せるようにと部屋には高校時代の教科書が揃っています。我ながら物持ちがいいと感心します。言い換えると未練たらしいということです。こんな捨てられない性格には自分でも困っています。


(撮影:2010.7.12/群馬県片品村)

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コメント

mushizukiさん、おはようございます。
タテヤマリンドウ残念でしたね…。私も花の
閉じるところをみたくなりました。
どんな形になるんだろ?とっても興味大です。

投稿: けるとのしんわ | 2010年7月20日 (火) 08時53分

けるとのしんわさん、こんばんは。ご無沙汰でしたが、お変わりありませんか?

タテヤマリンドウの件、残念でした。前回の訪問から約一ヶ月経っていたので、花がなくて実験は無理かな〜と思っていました。咲いていたのを見たときには「ヤッター」と喜んだのですけど、咲いている場所が木道からあまりにも遠い…

今度の日曜にも行くので、近くに咲いていたらトライしてきます。どんな風にしぼむんでしょうね? 私も楽しみです。そうだ、帽子を忘れないようにしなくちゃ!

うまくいったら報告しますね。

投稿: mushizuki | 2010年7月22日 (木) 17時51分

mushizukiさんこんばんは。
タテヤマリンドウ咲いていましたか?

今日のブログに二週間前のニッコウキスゲが…と
書いてあったので、もしかしたらもう咲いてなかった
ってこともありえるのかな…と思ってしまいました。

茨城では竜巻やら大変だったみたいですね。
こちらは連日の記録的な暑さ。
サッカーW杯が終わり、寝不足続きからやっと開放
されたと思ったら、いきなりの酷暑に突入で体温を
こえる気温にトホホな感じでいまして…
ブログは拝見していましたが、先日のコメントまで
ご無沙汰してしまいました。

基本は元気でおります。


投稿: けるとのしんわ | 2010年7月27日 (火) 23時54分

けるとのしんわさん、こんばんは。

お元気でなによりです。確かに、そちらは暑いと噂で聞いております。体温より高いということは40度越え間近の気温ということでしょうか? すごい、すご過ぎます! そうなると、体の調節機能の限界を超えるような感じでしょうか? くれぐれもご自愛下さいませ。

そうそう、タテヤマリンドウの件ですが…
7月25日に行ったときには確認できませんでした。じつは、いつも見ている場所とは違うルートを歩いたので、もしかするとまだ咲いていたのかもしれません。

例の実験ができなかったのは、なんとも心残りです。

投稿: mushizuki | 2010年7月28日 (水) 18時40分

mushizukiさんこんにちは。
先日東京~埼玉に行って来ました。
気温の違いを体感し、こちらへ戻ってきたらまた猛暑でぐだぐだ…コメントを書けずにいました。

体温が低く平熱35度前半な私に、37~38度はかなりなもの!40度こえたら嫌だなぁ…。

タテヤマリンドウ、mushizukiさんと私とどちらが
先に閉じる姿を見るか競争ですね…な~んて。尾瀬
には行ったことないんですけどね…(笑)。

投稿: けるとのしんわ | 2010年8月 7日 (土) 09時24分

けるとのしんわさん、こんにちは。

低体温だったんですね、知りませんでした。しかし、35度とは低いですね〜。何かアドバイスできればいいのですが、低体温に関する知識がありません。情報を仕入れたらお知らせします。

そうそう、タテヤマリンドウは8月4日に行った時には見られませんでした。もう花は終わってしまったようです。実験は来年に持ち越しです。来年、忘れていなかったら結果を報告します。それ以前に、来年行くかどうかもわかりませんが…

まだまだ暑い日は続きそうです。お互い健康に注意してがんばりましょう!

投稿: mushizuki | 2010年8月 7日 (土) 16時54分

mushizukiさんこんばんは。

うちは、父親以外みんな低体温低血圧でして…。
情報が入ったら是非!お願いしま~す。

タテヤマリンドウは来年以降ということで、
また他の欄にひょっこりコメントしますね。

ではでは。この暑さを乗り切りましょう。

投稿: けるとのしんわ | 2010年8月 7日 (土) 20時24分

けるとのしんわさん、こんばんは。

低体温低血圧の情報の件、承知しました。何かありましたらお知らせしま〜す。

今、うちはクーラーが壊れていて使えません(2台あるのですが両方とも)。残りの夏をクーラーなしで乗り切らねば! スゴい貧乏臭い話ですみません。

じつは、自分はクーラー病(冷房病)みたいなところがあるので好都合なのです。冷房の効いた部屋にいると、体のいろいろな調節機能が狂ってきてしまうようで、翌日などぐったりしてしまいます。

ということで…
今年は家族全員で暑さを楽しむことにしました! 

(自分ひとりで決めたことなので、ほかの家族には拒否されています)

投稿: mushizuki | 2010年8月 7日 (土) 23時45分

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