« デコ平湿原の花たち | トップページ | 雨の尾瀬もまた楽し »

キレイマイマイとおいしい湧き水

福島県の裏磐梯、デコ平のハイキングの報告のつづきです。


1008161
まずは植物からざっと報告します。デコ平ではヨツバヒヨドリの花が満開でしたが、写真の花もいたるところに咲いていました。ヤマハハコと言うキク科の花らしいです。茨城県南ではハハコグサやチチコグサといった花が咲いています。それらの姉妹のような感じの花ですけど、ヤマハハコの方がずっと大きかったです。


1008160
デコ平にはたくさんのブナがあります。ブナ林のなかを歩いていると湧き水のあるところに出ました。


1008162
こちらは「百貫清水」と呼ばれる湧水です。小さな池の底から砂を巻き上げながらこんこんと水が湧いています。ここで、通りかかる人たちの反応がとてもおもしろかったので一応報告しておきます。

まず、最初に池を見た人は必ずと言っていいほど「え〜っ、この水飲めるの? やだぁ〜」みたいなことを言います。それもそのはず、池の縁に近い部分には小枝や葉っぱなどがプカプカ浮いているからです。羽の生えた得体の知れない小さな虫たちも優雅に泳いでいます。もちろん、池の中には枯れた木の幹やどす黒く変色した葉っぱが堆積。どう考えてもあまり衛生的には思えないからです。

砂を巻き上げて水が湧いているのは、池の縁から2メートルくらい離れた場所です。そばには長い柄杓が用意されていて、湧いている部分の新鮮な水をすくえるようになっています。

グループで訪れる人のなかには、必ず一人くらい勇気ある人がいます。その人が水をすくって「あ〜、おいし〜」なんて言うと…


1008163
「えっ、ホント!」
「どれ、じゃぁ私も」
「せっかくだから飲んでみようかしら」
「看板に名水百選って書いてあるんだから、飲めるわよね?」

てな具合に、上のどれかの言葉を発してほかのみなさんもゴクゴクといっちゃいます。ついでに言うと、このようにしておいしい水の魅力を知ってしまった人たちは必ず次の行動をとります。

おもむろにペットボトル(あるいは水筒)を取り出す。残っている飲み物を飲み干すか、その場にぶちまける。そして、とくとくと音を立てながら水を詰め始めます。このときすでに、ごみや虫が池に浮いていたことなどは忘れてしまっているようです。水を汲み終えた人たちの満足げな顔をみていると、なんだか不思議な気分になってしまいます。

きっと昔はこのようにして湧き水で喉を潤したんだろうな〜

江戸時代は当たり前、明治、大正くらいまではあちこちにこんな湧き水があったのでしょう。もしかすると、昭和の初期くらいまでは全国各地に飲める湧き水があったのかもしれない…などと感慨にふけってしまいます。


1008164
ハイキングコース途上にはこんな変わったブナの木があります。このブナは若い時に試練があったようで…毎年降る雪の重みで幹がぐるりと回転してしまったそうです。360度回転ブナとでも言いましょうか、数字の6に似ているのでロクブナとでも言いましょうか、まったくユニークな存在です。


1008165
磐梯山の裏側を眺めながらゴンドラの発着場に向かうと…


10081661008167
イネ科植物のスズメノテッポウに似たどでかい草が生えていました。図鑑で調べてみたらオオアワガエリ(別名ティモシー)という帰化植物のようでした。


10081681008169
こちらはハイキング途中のブナ林のなかでみかけたカタツムリです。なかなかの別嬪さんだと思います。きれいなカタツムリなので、キレイマイマイとでも名付けましょうか。


1008161010081611
ほかにも、こんな変わったきのこもありましたよ〜

以上で、グランデコスキー場にあるデコ平ハイキングの報告を終わります。


(撮影:2010.8.11/福島県耶麻郡塩原村)

|

« デコ平湿原の花たち | トップページ | 雨の尾瀬もまた楽し »

きのこ」カテゴリの記事

山登り・ハイキング」カテゴリの記事

植物」カテゴリの記事

陸産貝類(カタツムリ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1009500/36188099

この記事へのトラックバック一覧です: キレイマイマイとおいしい湧き水:

« デコ平湿原の花たち | トップページ | 雨の尾瀬もまた楽し »