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重力に抗った報酬

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人はなぜ山に登りたがるのでしょうか? そのわけを時々考えたりします。

私は山登りはとくに好きというわけではありませんけど嫌いではありません。なぜか、ここのところ仕事で山に登る機会がたびたびあるのですが、それほど苦にならないのは、嫌いでないということが大きく影響していると思います。もっとも、ここで言う山登りとは2000メートル級の高い山ではなく、ハイキングよりややハードな感じで登れる1000メートルそこそこの山。きっと、本格的な山登りとなったら答も変わってくるかもしれませんね。

重力に逆らって足を踏み出す。知らず知らずに登ってしまうこともあれば、「頂上はまだか?」と息を切らしながら茫洋と進むこともあります。いずれにせよ、いつかは頂上に着くわけですが、そこに待っているのは達成感や充実感といった不思議な感覚。おまけに、日常生活では決して見られない風景が目の前に広がります。重力に抗った者のみが得られるご褒美とでも言いましょうか、それは物でもなく金でもない形のない報酬です。ついでに、「オレの位置エネルギーはどれくらいなんだろう?」な〜んて、馬鹿げたことも頂上に立ったときに考えてしまいます。

山に登る機会がほとんどない人からすると、頂上に到達することはゴールのように感じるかもしれません。でも冷静に考えれば、頂上は折り返し地点に過ぎないのです。極端に言えば、山は登りより降りる方が大変かもしれませんね〜。頂上を“ピーク”とはよく言ったものです。地平よりも高い場所を目指したなら、必ず下降の行程があるのです。当たり前のことと言えばそれまでですが、自らそれを体感するとものの考え方がちょっと変わってくるかもしれません。たとえば人生観なんかも…


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さて、今回は神奈川と静岡にまたがる金時山に出かけてまいりました。頂上からは芦ノ湖や大湧谷が望めるほか、天気がよければ富士山が間近に迫ってきます。この日は残念ながら富士山はお見えになりませんでした。

この山登りで珍しいものをいくつか見つけたので、余力があったら次回に報告したいと思います。

(撮影:2010.10.16/神奈川県箱根町〜静岡県小山町)

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コメント

mushizukiさん、こんばんは。

懐かしいです、金時山!前に筑波山へ小学校の遠足で行ったとコメントしましたが、金時山は高校の一泊遠足で登りましたよ~。

ところで、遅くなりましたがキンモクセイの報告を
この欄でしようと思います。
虫になって香りを求めていましたが、あの馨しさは
あまりにも近くにありました。住んでいる集合住宅の駐車場、それも家の車を停めているすぐ後ろにです。たまにしか乗らないといえ、気付くのが遅く、
その香りを十分に楽しめず…でした。

沈丁花が咲くまで、いえ…もっと虫でいようと
思います。

投稿: けるとのしんわ | 2010年10月23日 (土) 21時35分

金時山の補足ですが、遠足の目的が山登りではなく、予定の詰まった強行スケジュールの一部だったので、記憶があちらこちらと一緒になってしまい、
山自体のコメントが出来ず…でした。

一日目にバスで移動して山登り、その後にいろいろ
観光してから、宿泊施設のある箱根町で一泊したの
ですが、もっとゆったりした予定の中で登っていたら、景色も楽しめたのだろうなぁ、と思います。

投稿: けるとのしんわ | 2010年10月23日 (土) 22時01分

けるとのしんわさん、こんばんは〜

金時山に登ったことがあったがあったとは! なかなかやりますな〜

ということは時代は違えど同じ風景を目にしているわけですね。こちらは富士山を望めませんでしたけど、けるとのしんわさんはご覧になったのでしょうね。私は楽しみにしていたのですが…残念です。

話は変わりますが、最近めっきり寒くなりましたね〜

この季節になると、晩秋というか初冬と言うか、土と冷たい空気がつくり出す独特の匂いが感じられるようになります。そちらのような都会ではなかなか感じられないかもしれませんが、茨城の田舎では日に日に香りが強まってまいります。とくに朝と晩が強いような…

じつは、この香り大好きだったりするのです。こんなお話ししてもご理解いただけないかもしれませんが、季節にはそれぞれ特徴的な香りがあるように思います。

投稿: mushizuki | 2010年10月24日 (日) 19時32分

こんばんは、ご無沙汰してしまいました。

金時山へは1学年215名+引率教師が一斉に
ワサワサと登山、結構な山登りで体力の無い私は疲労で余裕がなかったのか?登りきった満足感からか?人が多すぎたのか?風景を全く覚えていないのです。
天気が良かったので富士山は絶景だったハズ…、
なんとももったいない話ですよね…。

ところで、こちらもめっきり寒くなりましたが、
昼間はまだ20度近い日もあり、朝晩と寒暖の差がスゴイです。住んでいるのは市内の東端で、春には桜が咲き誇り少しだけ緑もあったりします。
ただ晩秋/初冬の香りを感じられないので、残念です。


投稿: けるとのしんわ | 2010年11月 7日 (日) 21時09分

けるとのしんわさん、こんばんは〜

返信遅くなりました。なかなか更新できないので、申し訳ありませんでした。今後もコメントの返信が遅れますが、悪しからず。

茨城の県南部、というか私の住んでいるところは晩秋の香りがプンプンです。とくに晩や朝方などは、靄と一緒に香りが満ちてきます。常々「この匂いはどこから来るのだろう」と考えることがあります。

この点については妄想的な先入観を持っています。この匂いは菌類が作り出しているのではないか…と。

この後、さらにとんでもない妄想に発展したりします。この世界は菌類に支配されている…と。

もし人生が二度あるなら、次の人生は菌類の研究をしてみたいと思います。でも、菌類の研究は二度の人生じゃ時間が足りないかも。残念じゃ。

投稿: mushizuki | 2010年11月14日 (日) 22時20分

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