« レンガでできた虹…天に架かる橋 | トップページ | きのこ100 »

懐かしさを紡ぐ人たち/Le Sang D’un Poète

1012241
久々の音楽ネタです。洋モノかぶれの私ですけど、ときには日本の音楽も聴くんです。そのなかでとびきり好きなのが「詩人の血」というグループ。

出会いは深夜の音楽番組。それはほんの10分ほどの番組です。たまたまテレビのスイッチを入れたら彼らの歌が流れていました。確か「バタフライ」という曲でした。初めて聴く曲なのにとても懐かしく感じたことを今でも思い出します。聴き終えたら演奏グループの名前が映し出されます。フランスの詩人、ジャン・コクトーの詩(小説だったかな?)と同じタイトルだったので記憶に残りました。かれこれ20年くらい前のことでしょうか?

あまりにも深く、懐かしく、甘い歌だったのでさっそくCDを購入。どの曲を聴いても「新しさと懐かしさ」という相反するものが同時に押し寄せてきます。この奇妙な感覚がたまらなく心地よく、繰り返し聴いたものです。

このジャケットはファーストアルバムのものです。このあと、新しいアルバムが出るたびに買い続けました。枚数を重ねるごとに洗練されていくのですが、本流のところにあるものは心地よい懐かしさだったと確信しています。ファーストアルバムなどはベストアルバムとも言える曲が並んでいます。詞や曲の構成の素晴らしさに加え、ヴォーカル(辻むつし)のうまさ、演奏やアレンジの見事さがどの曲にもちりばめられた名アルバムだと私は思います。

でも、なんで売れなかったんだろう?

きっと時代が早過ぎたのではないのでしょうか。バブルの夢覚めやらぬ時代に「懐かしさ」なんて無用の長物だったのかもしれません。振り返ることより先を読むことの方が大切だったのでしょう。ならば、平成不況のこの時代に彼らが登場していたらどうでしょう…売れたでしょうか? ちょっと気になります。

ところで、音楽を聴いて自分のどこからか何かがす〜っと抜けて行くような感覚を覚えたことはありませんか? そこに残ったものがなんとも言えぬ平穏な気持ちだったりすることはありませんか?

もし、そんな気分を味わいたかったら一度聴いてみてください。

|

« レンガでできた虹…天に架かる橋 | トップページ | きのこ100 »

趣味の音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1009500/38204057

この記事へのトラックバック一覧です: 懐かしさを紡ぐ人たち/Le Sang D’un Poète:

« レンガでできた虹…天に架かる橋 | トップページ | きのこ100 »