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レンガでできた虹…天に架かる橋

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「空に虹がかかっている」と言うとファンタジックです。でもこちらはレンガ造りの虹。色数は乏しいですが、なかなか味があります。この虹、多くの方が「見覚えがある」と思うのではないでしょうか?

こちらは群馬県の碓氷峠に架かる通称「めがね橋」です。正式には碓氷第三橋梁と呼ばれており、昔は鉄道が通っていました。急勾配を走るため、アプト(アブト)式と呼ばれるラックレールを使用していたそうです。開通は1893年で中山道線という名称だったという話です。横川と軽井沢を結ぶことから横軽線、碓氷峠を越えることから碓氷線とも呼ばれていたみたいです。


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なるほど、横から見ると車両が通る幅しかないのがよくわかります。それにしても、よく倒れずに今なお立っていると感心してしまいます。すでに百年を経過しているわけで、19世紀の設計者や技術者の能力が想像を遥かに超えるものであることがわかります。これはもう橋ではなく、時代そのものが残っていると言ってもいいのではないでしょうか。いや〜、感動的です。でも、峠道にあるため通りすがりに目をやるくらいで、暇のある人、いや時間に余裕のある人しか立ち寄ったりしないでしょう。でもね、見ればわかると思いますが、これは貴重な建造物ですよ、確かに。

じつはこの橋の上に登ることができ、さらにトンネルを通ることができるのです。この時季ですから、トンネルの中はものすごく涼しい風が吹いています。レンガ造りのため、ワイン工場の地下貯蔵庫にいるような錯覚に陥ります。さらに嬉しいお知らせというわけではありませんが、かつて線路が敷かれていた路線は「アプトの道」と呼ばれるハイキングコースになっています(このブログで昨年紹介しています)。


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この角度からだと、何となく見覚えがあるのではないでしょうか。ルネ・マグリットが描きそうな絵のように思えて仕方がないのですが、いかがでしょう?


(撮影:2010.12.11/群馬県安中市)

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