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羊飼いの少年と余震/狼が来なければいいな

1103271
3月11日の大地震以降、ずっと余震が続いています。遠くの方からドドドドッと来るもの、いきなりガタガタッと真下の方から起こるもの、なかには音もなく静かに地面を揺らし続ける不気味なものがあります。


あまりにも多発するので、ちょっとやそっとでは慌てないようになりました。ただし、たまに起こる大きな揺れにドキッとすることもあります。


余震が起こるたびに思い出すのは、イソップ童話の「羊飼いと少年」の話。


「狼が来たぞー」と何度も大人たちを驚かせてはおもしろがっていた羊飼いの少年のあの話です。最後には、本当の狼がやってきたときに大人たちが助けに来てくれず、少年が食べられてしまうという結末の寓話だったように記憶しています。


この寓話は「嘘はいけない」という訓話的なお話なのでしょうが、衝撃的な情報でさえ繰り返し流されると習慣化して麻痺してしまうということも示唆しているような気がします。


余震に関しては寓話のような慣れのような状態に陥っていますが、今回の地震では放射能の飛散という深刻な問題が別にあります。地震のようにいつどこで起こるかわからないという不確定な災害ではなく、放射能の問題は今起こっている事であり、将来背負わなければならない「負の未来」にもなりかねないので、すべての人に緊張と不安を持続させているのだと思います。


幸い茨城県南部は致命的な被災状況ではないので、二週間余りを経過した今、客観的に今回の地震を振り返る事ができます。しかし、一方では深刻な被害を受けた茨城県沿岸部や東北地方の人たちは、住む場所や水や電気、食料に不自由した生活を強いられているわけです。そのことは忘れないようにと常々胆に命じています。しかし、社会生活が元の状態に戻って来たこともあり緊張感が薄らいできているのも事実です。


そんななか、余震が起こるたびに本物の狼(地震)が来なければいいなぁと思っています。



写真は庭の一角にはびこっているゼニゴケ坊や。今年も胞子(正確には精子)をまき散らす新しい器官が成長し始めました。庭いじりを愛する人たちには嫌われ者のゼニゴケですが、私はそれほど嫌いではありません。


このコケ、一度はびこると除去はそうとう困難です。本体を引きはがして捨てても、またどこからとなく生えてきます。除去するには土をまるごと入れ替えるか、生えている場所の環境を一変させるかのどちらかしかないでしょう。環境を変えるというと、直射日光が当たるようにするとか、乾燥状態にするとか、大がかりな作業になります。


(無理な事とは存じますが、いっそのことゼニゴケを好きになるほうが手っ取り早いかもしれません)

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