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叱られない蛙

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蛙は鳴いても叱られない。

どんなに、どんなに騒いでも怒られない。

小さな黒い粒が無数のおたまじやくしになり、

数えきれないほどの仲間が

動物や虫に食べられ消えていく。

田んぼや川で鳴いているのは、

生き残った蛙だけ。

いいじゃないか、鳴かせておこう。

思う存分鳴かせておこう。



先日、長野県の小布施に行きました。帰りは深夜。高速道路を走っていると、北関東自動車道の岩瀬(茨城県)付近で、何やら騒々しい音が聞こえ始めました。窓をちょっと開けると音は一段と大きくなり、全開するとにぎやかな歌声に変わりました。それは、田んぼから響いてくる蛙たちの鳴き声でした。


田んぼは高速道路からかなり離れていますが、鳴き声はすぐそこで鳴いているように聞こえます。蛙の大合唱がかなりの大音量であることを改めて感じました。もっと近くで聞いたら、不正改造した車やオートバイの爆音に匹敵するかもしれません。蛙ってかなりうるさい生きものなのかも…


ペットの鳴き声がうるさいと言って、ご近所とのトラブルが発生することも多い世の中ですけど、わざわざ田んぼにまで出向いて蛙を叱る人を見たことはありません。それを思うと、うるさいながらも自然が作り出す音として受け入れられているのかもしれません。遠くから聞こえる蛙の声はどこか情緒的ですし、カジカガエルの声などはいくら聞いていても飽きません。


ほかの人たちが蛙の声をどう思っているのか、かなり気になっています。推測ですが、蛙の声をうるさいと思う人はかなり少ないのではないでしょうか。どちらかというと「好き」という人の方が多いような気がします。


こんなくだらないことを真剣に考えていることが多い自分。蛙の写真を撮る機会があったらこのことを書こうと思っていました。偶然にも蛙に出会ったので今日のブログで報告した次第です。


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写真の蛙は山梨県の西沢渓谷で見つけたものです。図鑑の写真と見比べてみましたが、よくわかりませんでした。たぶんアズマヒキガエルだと思います。赤が強く出た個体や黒っぽい個体など、色については個体差があるようです。写真のものはオレンジ色が強く出ている個体なのかもしれません。


(2011.5.11/山梨県・西沢渓谷)

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