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2011年6月

グリーンローズ&ブラウンローズ

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砂漠の中にオアシスを見つけました。


でも、水はありません。


それにしても不思議な風景です。

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こんな場所でお茶を飲んだら、さぞかしおいしいでしょう。

昔風に言うなら「いとおかし」な世界が堪能できるのではと思います。


ここは富士山中腹・奥庭駐車場から五合目駐車場に向かう途中にある「御庭」の東屋です。

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いわゆる「お中道」と呼ばれる道を歩いたわけですが、その途中にはたくさんのバラが咲いていました。それがこのブラウンローズ。

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こちらはグリーンローズのつぼみ。


バラと言いましたが、それは嘘。似ているというだけで実際は違います。どちらもカラマツの実です。お中道にはたくさんのカラマツが生えていますので、これをバラの花だと思って歩くと、まるでバラ園を散策している気分が味わえます。


バカバカしいですけど、よろしかったらお試し下さい。

(撮影:2011.6.30/富士山)

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メルヘンを歩こう

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先週訪れた駒止湿原は、ワタスゲが帽子のような白い綿毛になっていて、それはそれは美しい風景を作り出していました。


絵画のようなこの風景の主人公はワタスゲでしょうか? 


取り巻きには橙色のレンゲツツジ、淡い緑のヤマドリゼンマイ、白い穂のようなコバイケイソウが顔を揃えています。遠くの緑のなかにズミの花がちらちらと咲いているのが微妙なアクセントになっていますね〜


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「ここを歩けば、おとぎ話の主人公になれる」とは言えませんが、メルヘンチックな空間であることは間違いないでしょう。数週間前には枯れ草色をしていた湿地が緑の絨毯に姿を変えているわけですから不思議なものです。


もし自分が画家だったら、この風景をどの色の絵具で表現するかものすごく迷うと思います。自然はじつに絶妙な色を見せてくれるものです。


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勝手な命名ですが、こちらは駒止スカイツリー。エゾマツ(?)の枯木さえ美しい風景の一部になっています。


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こちらは湿原近くで見つけたトンボです。サナエトンボの仲間のヒラサナエのようです。茨城では見たことがありません。


よく見るアカトンボより一回り大きいくらいで、サナエトンボのなかでは小型の種類ではないでしょうか。でも、すごくプロポーションのいいトンボです。小さいけどグラマラス。うっとりしてしまいます。

(撮影:2011.6.24/福島県南会津町〜昭和村)

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尾瀬の月

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先週、尾瀬に行ってきました。ちょうどミズバショウが満開で、絶好の時季に訪問したという感じでした。


たぶん、昨日と今日あたりもたくさんの人が尾瀬を訪れたと思います。そろそろミズバショウも見頃を過ぎて、次のニッコウキスゲの開花を待つといったところでしょうか。

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尾瀬の見どころとしてミズバショウとニッコウキスゲの大群落は外せないと思いますが、その他の時季でも楽しめます。二週間も間を空けると、風景や花たちが一変していることがあります。訪れた時はこんな茶色ばっかりの風景でしたが、二〜三週間もすると緑色がちらちらと見え隠れし、ひと月も過ぎると緑の絨毯に覆われることでしょう。

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そうなんです、ミズバショウを見逃したと言ってがっかりすることはありません。次から次へといろんな花が咲くのが尾瀬です。あとはあなたの腕、いや観察眼次第。小さいですが見頃の花がいたるところで待っています。


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こんな話をしていながら何なんですが…
わたくし、今年は尾瀬の専属から外れたようでして、極端に尾瀬を訪問する回数が減りそうです。尾瀬の仕事は深夜2時起床、帰宅は深夜0時という過酷なミッションのため、負担を減らそうと上層部が配慮してくれたようです。


う〜ん、辛いけど楽しかった尾瀬の仕事だったので、なんだか複雑な気持ちです。


そうそう、毎回尾瀬に行くたびに想像していたことがあります。それが満月に照らされた尾瀬の風景。一度見てみたいと思っているのですが、それにはキャンプをするか山小屋に泊まるしかありません。じつは、今年は泊まりの尾瀬ミッションがあるんです。さてさて、私に指令が下されるかどうか。ふふふ、ちょっと期待しています。

(撮影:2011.6.7/群馬県片品村)


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駒止の歌

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それは、お菓子の名前ではありません。


駒止とは地名です。「こまどめ」ではなく「こまど」と読むようです。福島県の南会津町の289号線沿い、針生(はりゅう)という地区から北側の山に向かって入っていくと駒止湿原があります。驚くほどの広い湿原ではありませんが、手つかずの自然がそのまま残っているいい雰囲気の湿原です。

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話によれば、この湿原はワタスゲがたくさんあるので、綿毛をつける時季にはたくさんの人がやって来るそうです。出かけたのは先週のことなので、ワタスゲはまだ花の時季。その代わりミズバショウが見頃を迎えていました。ほかにもリュウキンカやタテヤマリンドウなども小さな花が所々に咲いていました。

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駒止湿原に向かう峠の坂道を上っていくと、途中から「ビービー」「ジャァージャァー」というけたたましい音が響いてきました。なんとなく聞き覚えのあるような、ないような音です。たぶん蝉の声だろうと判断しましたが、6月の初旬ですからちょっと早いような気がします。


この蝉の声は湿原に近づくほど大きくなり、湿原の途中にあるブナ林でクライマックスに達します。頭が痺れるくらいの音量で「凄まじい歌声」という形容がぴったり。そんな蝉の声に混じって、時折カッコーの鳴き声が届きます。密閉された部屋の中で音楽を聴いているような、だだっ広い部屋で朗読を聞いているような、変な感覚が同時に襲ってきました。それはそれは不思議かつ妙なひとときと言えるでしょう。この二つの音を楽しめるだけでも駒止湿原に来る価値はあるのではないでしょうか。

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偶然にも声の主を拝むことができました。脱皮直後でブナの幹にしがみついていたメスです。メスなので鳴きませんが、間違いなくこの種類の蝉が大量に発生していることは明らか。気になったので調べてみると、エゾハルゼミであることが判明。歌手の名前がわかってとてもスッキリしました。


冒頭の写真は新しいタイプの洋菓子のようにも見えますけど、じつは花です。コブシに似たモクレン科の植物でタムシバという木があります。その花の中心部分をクローズアップしてみました。コブシ、タムシバ、ホオノキなどモクレン科の花は、中心部分がみんなこんな形状をしています。とっても不思議な形です。ついでに匂いをかいでみました。かすかにいい香りがするような気がしたのですが、勘違いかもしれません。

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いろんなものを見たり、聞いたり、触ったりできて、と〜っても楽しかったです。


おしまい。


(仕事で出かけたので、じっくり見られなかったのがとても残念です)


(撮影:2011.6.4/福島県南会津町)


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