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「旅を見つける旅」完結編(前編)

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この地に立ったのは一年前の約束を果たすため…


そう、あれは昨年の10月のこと。新潟の村上市から山形の米沢へ向かう際、国道113号を通った時の約束でした。別に誰かと交わしたものではなく、自分自身に誓ったものです。


別名越後街道、または小国街道とも呼ばれるその道は、荒川によって作られた渓谷に沿って走る道でした。道路地図には「荒川峡」と記されています。この道とほぼ並行して走っているのが米坂線というJRの路線です。


昨年、道を走りながら考えていたのが、この米坂線の車窓から紅葉の渓谷を眺めること。乗ったことのないローカル線から見る風景を想像していたら、どうしても乗りたくなってしまいました。


というわけで、約束を果たすために米坂線の始発駅・米沢へと向かったのでした。


米沢へは何度も足を運んでいるのに、なぜか駅はしみじみと見たことがありませんでした。せっかくの機会なので列車が出発するまでの時間を利用して、軽く散策してみました。

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駅前から二つの道が市街地へと伸びています。日曜日というのに人や車の通りはそれほど多くはありません。人口約9万人(89009人・23年10月現在)の市としては駅前の往来がとても静かです。

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目を引いたのは竜宮城のような旅館というかホテルです。「おとわ」という名称が写真から読み取れます。これはかなり気になるお宿です。ネットで調べてみたところ、創業は明治三十年、国の登録文化財にも指定されているホテルでした。う〜ん、お金があれば一度は泊まってみたいです。


失礼…話がそれました。

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では、駅前に翻る「毘龍」の旗に見送られながら旅路を進もうではありませんか!


いやぁ、さすが上杉の城下町です。戦国時代に上杉家の軍旗に揮毫された“毘”と“龍”を駅前で見られるなんて…。こんな鼓舞を受けると、いやが上にも旅の気分が盛り上がってきます。

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でも、ホームは閑散としていました。やはり車社会の影響はこんなところにも表れているんですね。

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こちらが米坂線の車両です。気動車というのでしょうか、ディーゼルエンジンの車両(キハ110)です。現在は新しいデザインの新車両ですが、数年前まで「キハ28、40、47、48、52、58」と呼ばれる気動車が活躍していたそうです。できればその車両に乗ってみたかったなぁ…


ちなみに米坂線は、山形県米沢の米沢駅と新潟県荒川町の坂町駅を結ぶ約90kmの鉄道です。区間内には20の駅があります。ついでと言っては何ですが、車両内の様子をご紹介。

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と、まぁこんな感じです。


そうそう、今回の旅は昨年10月と同じくS君が同乗しています。じつは彼“鉄ちゃん”です。彼の呪文に惑わされたのかどうかは定かではありませんが、知らず知らずのうちに私も鉄ちゃんの階段を上り始めたのかもしれません。まぁ、上り始めたと言ってもまだ一段目をうろちょろしている程度ですが…


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車内ではくつろいだ地元のみなさんの姿が見られました。向かいの席に足を投げ出している方が多数いらっしゃったのでちょっと安心。


何が安心したかって? こんなことをするのは常磐線を利用している我らだけかと思っていたので…


ほっとしたところで、お腹がすいてきました。そこで車内でランチタイム!


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いただいたのはご覧の駅弁「牛肉どまんなか」。すんごいストレートなネーミングです。“豪速球”と呼んでいいほどの商品名。しかもど真ん中ですから超ストライクでしょう。ほら、お弁当の中身を見れば、もう返す言葉がありません。

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きっと「どまんなか」とは山形名産のお米の銘柄のことだと思います。「牛肉+お米」では単なる牛丼。「牛肉+銘柄米」でこそ成り立つ素晴らしい商品名です。うむ〜、ここはやっぱり別の銘柄米「はえぬき」ではダメだったんでしょうね。


しつこいようですが、英語の表記も見逃せません。


BEEF DOMANNAKA


こりゃまたストレート。じつに爽快です。個人的にはこのような潔いコピーは大好きです。外人さんに意味が通じるかどうかなんて、どうでもいいんです。つまりは雰囲気というか勢いです。外人さんだって食べりゃわかるわけですから。味を気に入ってくれれば、次に買い求める時に便利です。店の人に「ビーフ ド・マ・ン・ナ・カ アリマ〜ス〜カァ〜」と言えば済むわけですから。


売る方だって理解しやすいです。「オ〜、コレデ〜ス〜ネ〜、ド・マ・ン・ナ・カ」。


そんなやり取りが目に浮かびます。この商品名は大正解です(きっと)。


あれ? 話がすごくそれてしまいました。これぞホントの大脱線です。ではここらでポイントを切り替えて、続きは次回に致します。終着駅はどこになるのか? 意外な展開が待ち受けているような気が…

(2011.10.30/山形県米沢市)

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