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雪山は巨大な“貯水地”

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先月はクロスカントリーだけでなく、スノーシューでの山歩きもしてきました。


出かけたのは裏磐梯。有名なスキー場、グランデコの少し下に不動滝という名所があります。その滝を見に行ったわけです。


いわゆるスノーシューと呼ばれる西洋橇(かんじき)を履いて歩くのですが、これがじつに愉快な履物なんです。実物はアルミニウムの外枠に樹脂製の底板を組み合わせた単純なもの。簡単に脱着できるようにバンド式になっています。


何が愉快かと言うと…


わずか10センチほどの幅が増えただけで、靴で歩いたらまず這い上がれないだろうと思われる雪の上を沈むことなく忍者のように歩けるんです。その姿はまるで雪上のミズスマシのようです。でも、ミズスマシにしては動きが鈍いかもしれません。


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さて、こちらが凍った不動滝。完全結氷とはいきませんが、ブルーに光る氷がなんとも神秘的です。晴れていればもっと鮮やかなブルーに見えるんでしょうが、残念ながらこの日は雪でした。


毎度のことですが、冬山を歩いているといつも感動してしまうことがあります。それは降り積もった雪の量。


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“雪”と言ってしまうとなんだかロマンチックに聞こえますが、化学的に言うと形態を変えた“水”であります。この雪の量を水に換算したら、どれほどの水量になるのでしょうか?


山に降った雪は、春が来たからと言って一瞬にして融けて消えるわけではありません。冷たい雪融け水を麓におろしながらゆっくりと融けていくのだと思います。標高が高い山になればなるほど、融解の速度は緩やかで、雪融け水を供給する期間も長くなるのでしょう。


そんなことを想像していると、山が巨大な“貯水地”に見えて仕方がないのです。発電こそしませんが、それは自然が作り上げる巨大なダムだと思います(常識的に「ちょすいち」というと池という漢字があてられますが、雪山を見ていると “地”という漢字の方がしっくりします)。


変な妄想ですが、雪山を歩くと白いダム湖をいつも連想してしまう私なのです。

(撮影:2012.1.27/北塩原村)

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コメント

ご無沙汰してます。

スノーシューを履いての雪山歩き、楽しそうですね~♪色々な発見がありそうです。

僕も先日、山形に行ってきましたが、4メートル近く積もる雪に圧倒されるばかりでした…
雪に馴染みがないので、改めて日本は多様な自然があるなぁ~と感心してきました。
白いダム、白い水がめ…まさにその通りですね!

投稿: taro | 2012年2月 8日 (水) 09時39分

taroさん、ご無沙汰してます。お変わりありませんか?

ことしは山形地方は雪が多いようですね。私が出かけた福島・裏磐梯は例年より少ないようです。

今週末、またスノーシューに出かける予定ですので、雪の様子を見てきます。

暖かい季節になったら自然観察も本格的にできそうですが、あと1〜2か月の我慢でしょうか。

投稿: mushizuki | 2012年2月12日 (日) 23時15分

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