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山越え、谷越え、奈良井宿

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前回からの続き、「そこそこの旅、ぎりぎりの旅」の第三部です。前回は松本城まで報告しました。今回は松本から伊勢までを報告します。



松本城を後にした私たちは、再び駅から電車に乗って次の目的地・奈良井宿へ向かいます(時刻は13:29発)。乗ったのはご覧の電車です。二両編成ですが、新しい車両でした。


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東京から中央本線を利用して松本に来る場合、塩尻から篠ノ井線という路線になります。もしかすると、この車両は篠ノ井線を走る車両なのかもしれません。


松本を発ったこの電車は、塩尻から中央本線に入って木曽福島まで行きます。本当は馬籠あるいは妻籠宿に立ち寄りたかったのですが、この二か所を見るには木曽福島の先にある南木曽駅まで行かねばなりません。電車が木曽福島止まりということもあり、その手前で下車して観光できる奈良井宿に立ち寄ることにしました。


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途中の塩尻までは住宅地や大型の郊外店舗などが車窓から見られましたが、それを過ぎると山間の静かな風景に変わります。線路に沿って走っている道路(国道361)などは、きっと昔の街道だったのだろうと想像がつきます。


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塩尻を過ぎるとほどなくして奈良井駅に到着しました(時刻は14:19着)。駅の改札を出るとすぐに奈良井宿の通りです。中山道の宿場町の一つで、往時の景観が今なお残されていることもあって人気の観光地のようです。


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京と江戸を結んだ中山道には六十九の宿場町があるそうです。江戸の板橋宿から数えると、奈良井宿は三十四番目に当たります。ちょっと前に通過した塩尻から追ってみると、塩尻宿、洗馬宿、本山宿、贄川宿、奈良井宿となります。電車で来る途中で洗馬、贄川などの駅名を目にし、昔の名称がそのまま残っていることがなぜか嬉しく、かなり感動したことを思い出します。


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話は脱線しますが、地方都市などで地名変更などをする際に、歴史的な背景や地理的特徴を表した地名をたやすく改名してしまう例が数多く見受けられます。時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、とても残念で仕方ありません。


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さて、奈良井宿の様子です。建物が軒を連ねている距離は、現存する宿場として比較的長い方ではないかと感じました。見るからに古い建物は数軒ありますが、改修して新しくなっているものが多いと思います。細かい点は別にして、景観としては素敵だと思います。


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自らの足で旅をする時代は、たいそうな賑わいだったのだと思います。何と言っても木曽の険しい山のなかにある宿場ですから、旅人がこの街並を見た時の安堵感といったら、今の私たちには想像できないものだったのではないでしょうか。


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奈良井駅を後にして名古屋に向かいます(時刻は15:36発)。途中、中津川で一度乗り換え(17:01)て、名古屋到着となります(18:18着)。


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やってきました、名古屋です。2002年の夏に一度来たことがあるので、約10年ぶりです。当時、名古屋の駅が明るくてきれいだったことを思い出しました。今回もその印象は変わりません。個人的には東京周辺の駅などよりずっと好感が持てます。


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時間があれば駅周辺を散策してみたかったのですが、今回は夕食を食べるだけとなりました。立ち寄ったのがこちら、「グランジャー ミズノ」。名代みそとんかつの看板が目印です。個人的にとても気になったのが“グランジャー”という名称。いったいどういう意味なのでしょう。いまだに気になって仕方ないのですが、謎は解けぬままです。


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頼んだのはこちら、看板になっていた味噌とんかつです。しかも、これは焼きとんかつ。めちゃくちゃうまいというものではありませんでしたが、また食べてみてもいいと思いました。


余談ですが、やけに心に残ったのが皿の上にちょこっと盛られているスパゲティです。作り置きの冷めきったカレー味のスパゲティなのですが、カレー粉とスパイスが利いていて、合間に食べるととんかつの味が実に引き立ちます。店主の粋な演出を感じさせる一品でした。


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名古屋で夕食を済ませたら、あとは伊勢に向かうのみ。19:30の快速みえ23号に乗り込みます。


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この車両はディーゼルエンジンで動く気動車だそうですが、約1時間30分で伊勢に到着となります。今回、中部地方を走る列車をいくつも見ましたが、関東圏を走っている列車よりもデザインがいいような気がしました。


伊勢市駅に到着したのは21:09。予約しておいたビジネスホテルに宿泊となりました。


次回へつづきます。

(撮影:2012.3.10)

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