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2012年7月

その花に雅な薫りあり。

1207021

パサッ、パサッと天から降る花びら。


花びらの近くには香を焚いたような匂いが漂います。


手に取るとちょっとベタつく感じのする花びら。それにグッと鼻を近づけてみると、やや薬臭い匂いがします。この化学臭が距離を置くと香のような匂いに感じられるのか…と不思議な感覚に包まれます。


きっと昔の貴族にとって、この匂いが高貴な薫りと尊ばれたのかもしれない…などと勝手な想像が働きます。そう言えば、家紋などにも桐の花が使われていたことを思い出しました。


自分の住んでいる茨城県南部のとある町。ここはその昔、桐の産地だったと聞いた覚えがあります。確かに家の近くには桐がたくさん植栽されていました。子どもの頃、あれほどたくさんの桐が身近にあったにもかかわらず、この薫りをまったく記憶していません。


たまたま手にした桐の花から意外な発見をしたわけでありますが、まだまだ知らないこと、気づいていないことが山ほどあるのだろうと思います。


「次はどんな発見があるんだろう?」と考えると、人生がちょっと楽しくなるような気がします。

(撮影:2012.5.13/土浦市)

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高貴なスゲだったのね

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見慣れないスゲの一種を目にしました。

名前はジョウロウスゲです。

漢字では「上臈菅」と書くようです。

上臈とは、簡単に言うと身分の高い人や年功を積んだ高僧のことを意味するようです。平安時代中期以降、官人社会において一臈・二臈・三臈という具合に、任官・叙位の順番がつけられていたとか。また、先に任ぜられた者を上臈、後から任ぜられた者を下臈と呼んで区別したそうです。いわゆる先輩後輩という序列なんでしょうかね?

官位の話は別にして、あまりお目にかかれない植物なので話題にしてみました。

聞いた話によると絶滅危惧種だそうです。


(撮影:2012.7.1/土浦市)

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