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遠くから呼ぶもの…富谷観音三重塔 塔は何を伝えるのか


前回からのつづき、桜川市の富谷観音の話です。

前回に記述した通り、三重塔は室町時代に再建されたと伝えられています。現存する塔が再建時のままとは思えませんし、各所に修繕の手が加えられていることでしょう。


よく見ると、組み物のいたるところに色の違う新しそうな木材が見て取れます。これは明らかに最近修繕されたような感じです。気になるのは、古さを感じさせる黒い木材です。こちらは果たして室町時代のものなのでしょうか?

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いずれにしても、きれいに修繕されていることは確かです。もう少し時が経てば、新しい木材も古びた色に変わって全体的には落ち着いた雰囲気になるのではないでしょうか。このような修繕をするのは宮大工の仕事なのでしょうけど、たいした腕だと思います。そのような技と匠が今後も継承されてほしいと切に願います。

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さて、塔の下層の部分に目をやると上層部とは雰囲気が違います。なんとなく色褪せた感じと古さが漂ってきます。特に目立つのが柱です。柱に使用されている木材はかなりの古さではないでしょうか。ひょっとすると、この柱は室町時代のものかも…と思ってしまいます。修繕が加えられているとはいえ、柱は取り替えるのがたいへんでしょう。継ぎはぎすることは可能かもしれませんが、この柱はそんな様子が見受けられません。


橋の欄干のような部分にある擬宝珠は、鉄製ではなく木材です。しかもちょっと変わった形をしているのが気になりました

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そうそう、柱が気になったので土台部分も見てみました。それぞれの柱は礎石の上に載っているだけです。気になる中心の柱は暗くてはっきりと見えませんでした。2年前の大震災で損傷・倒壊しなかったというのはすごいことだと改めて思いました。


(撮影:2013.2.3/桜川市)

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