音の煙幕
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テントウムシは高いところに登ると、てっぺんに着いたところで飛行体勢に入ります。自分の印象としてはよく飛ぶ甲虫の代表です。しか〜し、それ以上によく飛ぶのがカミキリムシであることに気付きました。カミキリムシはどんな体勢からでも飛び立ちます。助走も離陸体勢も関係なく、予兆なしの突然飛翔。
確かイギリスかどこかの戦闘機に “ハリヤー”という名前のものが存在したような記憶があります。ジェットエンジンが可動式で、垂直離陸ができる画期的な戦闘機でした。カミキリムシってまさにハリヤーと同じような気がします。
とは言うものの、一番多いのは…高いところから落ちるふりをして、落下中に翅を広げ飛び去って行くパターンでしょうか。カミキリムシはなぜ、あんなに飛びたがるのでしょう?
最後になりましたが、写真はヨツスジハナカミキリのような気がします。
(2008.6.23/石岡市)
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アミメカゲロウの仲間で、ラクダムシと言うそうです。どこが駱駝なのでしょうか? さっぱりわかりません。ちなみに、幼虫はマツの樹皮下にいるそうです。
翅があるのだから、きっと飛ぶのでしょう。こんなのが大群で押し寄せてきたら、さぞかし気味が悪いでしょうねぇ。
ネットで少し調べてみたら、名前の由来はこの虫のドイツ語名にあるそうです。ドイツ語名を訳すと「駱駝の首の羽虫」になるそうです。なんでも、静止したときに首を持ち上げるそうで、その格好が駱駝と同じように見えるという話でした。もし今度出会ったら確かめてみようと思います。

おまけにオバボタルも。光らないホタルですが、胸部の両側にある赤い点がきれいです。何度も見かけるうちに美しいと思うようになりました。
(2008.6.23/石岡市)
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いかにも虎っぽい模様です。茨城県南で見るこのようなカミキリムシは、ほとんどエグリトラカミキリだと思っていました。ところが、改めて図鑑とにらめっこしてみると…なんだか、ちょっと違うみたいです。間違っているかもしれませんが、トゲヒゲトラカミキリのようでした。
しばらく眺めていたら、木の割れ目にお尻を差し込みはじめました。どうやら産卵しに来たようです。木はスギだったような気がしますが、もしかするとヒノキだったかもしれません。

こちらは麻呂(まろ)っぽいカミキリです。麻呂と言われても“何のこっちゃ!”ですが、自分的には平安時代の貴族の眉毛に見えてしまうのです。このカミキリムシの顔が…
カミキリムシは複眼のなかに触角の根元が埋もれているものが多いように感じます。というか、それが普通なのかもしれません。じつはカミキリムシのことは何も知らないので、以前からおもしろい構造だなぁと思っていました。ところがこのカミキリムシは一部だけ、ピョコっと離れています。
さて、このカミキリの名前ですが…わかりませんでした。体長は6〜7ミリの小さな個体でした。もしかしてカミキリムシじゃないのかも。
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス 甲虫』
上の写真(2008.6.16/小美玉市・旧小川町)
下の写真(2008.6.10/阿見町)
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ツチハンミョウです。この個体は青みがかっていてとてもきれいでした。ふくらんだお腹にはさぞかしたくさんの卵が入っているのでしょう。
この姿を見るといつも中世の貴族を思い出します。それは腰のところがキュッとくびれて、その下がふんわりと広がった女性のドレスです。「今から舞踏会に出かけるんですか〜」と、声をかけたくなります。

こちらはマルウンカです。ふれるとパチンと音を立てて弾けるように飛び去ります。
●ヒメツチハンミョウ/Meloe coarctatus
コウチュウ目ツチハンミョウ科
●マルウンカ/Gergithus variabilis
カメムシ目マルウンカ科
参考文献:小学館『図鑑NEO 昆虫』
(2008.6.4/笠間市・旧友部町)
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アカスジキンカメムシの終齢幼虫だと思います。少し前に脱皮をしたのでしょうか、まだ完全に体が固まっていないようでした。正面から見ると、螺髪の大仏様が思いっきり笑っているように見えます。

成虫も見たかったなぁ…と思っていると、近くにいました。とてもきれいです。

どんな匂いがするのか、手に持ってみました。あのカメムシ独特の匂いはしましたが、それほど強くありませんでした。友人の話によると、アカスジキンカメムシの匂いはむせるほど強いらしいのですが…。まだ羽化したばかりなのか、友人が言うほどではありませんでした。確かに普通のカメムシよりずっと体が大きいので、強力な匂いがしてもおかしくはありません。

葉の上に戻してあげるととたんに飛行体勢をとりはじめます。上の固い翅を閉じたまま薄い翅を羽ばたかせています。アカスジキンカメムシがこのように翅を使うとは知りませんでした。カナブンなどと同じなんですね〜
●アカスジキンカメムシ/Poecilocoris lewisi
キンカメムシ科
参考文献:全国農村教育協会『日本原色カメムシ図鑑 1』
(2008.6.4/笠間市・旧友部町)
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離れたところからでもすぐに分かるので、ヤマトシリアゲをまじまじと見たことはありませんでした。今回、よく見たらすごい尻尾を持っていることがわかりました(まるでサソリのよう)。でも、このすごそうな武器を使うのは交尾のときらしいです。写真の個体はオスのようなので、メスの尻尾の先はまた違った形なのでしょう。
顔もすごいです。恐そうですが“ひょっとこ”のようにも見え、思わず笑ってしまいそう。そんな愛嬌を振りまいているように見せかけて、じつは足元に蛾の幼虫を2匹も確保しているではないですか! 虫も見かけによらないんですね〜。
●ヤマトシリアゲ/Panorpa japonica
シリアゲムシ目シリアゲムシ科
参考文献:小学館『図鑑NEO 昆虫』
(2008.5.28/石岡市)
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飛び方こそ蝶ですが、姿だけを見ると蛾に間違われても仕方がないような地味な種類がいます。とくにジャノメチョウの仲間はよく間違われるみたいです。写真はヒメウラナミジャノメ。茨城県南部に限らず、ほかの地域にもたくさんいる種類だと思います。一見地味ですが、見れば見るほど味のある蝶と思うのは私だけでしょうか?

こちらはコチャバネセセリです。やっぱり地味です。デザインはさほどではありませんが「生地はいいものを使っているゾ」という雰囲気があります。ただし、厚ぼったい生地のような印象で、冬物という感じは否めません。

こちらはダイミョウセセリです。よく見ると左の前翅に日本地図のような模様が見えます(四国の横にもうひとつ島があるのはご愛嬌)。ちょっと北海道と九州が小さすぎるでしょうか? 日本の国蝶はオオムラサキですが、別の意味でこのダイミョウセセリも国蝶にしてあげたいところです。
●ヒメウラナミジャノメ/Ypthima argus argus
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
●コチャバネセセリ/Thoressa varia
セセリチョウ科セセリチョウ亜科
●ダイミョウセセリ/Daimio tethys
セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス 蝶』
(2008.5.28/石岡市)
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木にかかっている樹木名のプレートを裏返したらアリがいました。そんなアリたちと一緒にいたのがいもむし風の虫です。何かの幼虫には違いないでしょうが正体は不明です。どうやらアリたちとは仲良しの雰囲気。きっと何かを提供する代わりに護ってもらっているのかもしれません。じっくり見ると、とがった口吻を持っています。樹液を吸うようのに役立ちそうな形です。アリと仲良しと言えばアブラムシですが、果たしてこの虫もそうなのでしょうか? 体長は3〜4ミリあったと思います。アブラムシにしては大きすぎるような気が…

こちらは白いアリ。朽ち木をひっくり返したところにいました。たぶんシロアリでしょう。シロアリにも種類があるようですが、図鑑を見たところ、ヤマトシロアリのように感じました。中央にいる頭部の大きな個体は“兵アリ”で、そのほかは“働きアリ”のようです。常に湿った材のなかで暮らすそうで、木造建築物の大害虫と図鑑に書いてありました。
確かに家で見つけたら青くなりそうですが、雑木林の朽ち木を土に戻す役割の一端を担っている虫であることも忘れてはいけないような気がします。

これはオオクチキムシのようです。樹木名プレートの裏にいました。
●ヤマトシロアリ/Reticulitermes speratus
シロアリ目ミゾカシラシロアリ科
●オオクチキムシ/Allecula fuliginosa
コウチュウ目クチキムシ科
参考文献:小学館『図鑑NEO 昆虫』、山と渓谷社『フィールドブックス 甲虫』
(2008.5.23/阿見町)
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