2009年11月30日 (月)

デッドヒート

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もはや死語ですね、この言葉。ここ数年、他の人が口にしているのを聞いたことがありません。今風に言うなら“エキサイティング”でしょうか?

左にいる黒い虫はヨコヅナサシガメの幼虫です。右の毛虫を追いかけて、鋭い口吻でずぶりと刺して体液を吸おうとしています。追いつ追われつ…動きはとてもスローですが、目を離せないスリリングな展開です。これを形容して「デッドヒート」。完全にオヤジの発想ですな。

さて、結末は意外や意外。毛虫が難なく逃げ切りました。サクラの樹皮上にいたこの毛虫が害虫ならば、ヨコヅナサシガメはその天敵(益虫)でしょう。数年前(いや、もっと前?)から、茨城でもたくさんのヨコヅナサシガメを見るようになりました。これだけ増えたのですから、さぞかしサクラの害虫は減ったのではないでしょうか。

ところが、このヨコヅナサシガメの幼虫がジョロウグモの卵のうを口吻で刺して、なかの卵のエキスを吸っているという噂を耳にしました。まだ、ほんの少数の幼虫たちが、おいしい餌のありかを見つけただけのようです。そのうちどんどん情報が広がって、ほかの幼虫たちも同じことを始めるのではないかと心配しています。

蜘蛛は嫌われ者ですが、害虫を捕まえてくれます。そんな益虫(蜘蛛は虫ではないですが)の存在を脅かすことになりかねないと今から心配しています。下手をするとジョロウグモの数が半減、いや激減する可能性もあります。来年以降のジョロウグモの生息数には注意を払わなければなりません。


(撮影:2009.11.7/石岡市)

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2009年10月17日 (土)

カメムシ界の巨人

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オオトビサシガメは大型のカメムシです。普通のカメムシが大人の爪ぐらいの大きさだとすると、その2倍以上はあります。サシガメという名の通り、鋭い口吻で小昆虫などを突き刺して体液を吸います(私は現場を見たことはありません)。へんなつかみ方をすると、指を指されて痛い思いをしますので要注意!


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さて、久々の「カメムシトライ!」です。刺されないようにつまんで、もう片方の手(指)で腹のあたりをさすります。よく見ると、鋭い口吻が確認できると思います。

臭腺から出された臭いを確かめると…
最初はムッとするような臭いが鼻を刺激しましたが、それほどへんな臭いではありません。一般的なカメムシ(アオクサカメムシ、チャバネアオカメムシなど)とは異質の臭いです。しかも、持続性が弱くすぐに消えてしまいます。何度も指に臭いをつけましたが、数分もするとまったく感じません。指の皮膚の変色もありませんでした。

「私も確かめてみたい!」という勇気のある方は、出会った機会に臭いをかいでみてください。陰ながら応援致しております。レッツ、カメムシTRY!


(撮影:2009.10.16/石岡市)

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2009年10月14日 (水)

ダースベイダーカメムシ

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どうです、そう見えませんか? 雑木林に潜むスターウォーズの影の主人公です。メタリックな胸部がと〜っても印象的。それと対照的に天鵞絨のようなマント(翅)がなんとも優雅です。命名の由来はこのしっとりとした翅の質感によるものでしょうか?


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さて、ダースベイダーの本名はビロウドサシガメ。小さな昆虫やヤスデなどの多足類を獲物にするハンターなのです。先のとがった口吻でズブリと刺し、消化液で獲物の体を溶かしながら吸い尽くします。お〜こわ。

(撮影:2009.10.9/石岡市)

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2009年10月 1日 (木)

日本刀を持った虫

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羽はないし、焦げてるし、なんだか不気味な虫です。たぶん、マダラカマドウマではないでしょうか。体長は20ミリ以上あったと思います。脚が長いのでかなり大きく見えます。

産卵管があるのでメスでしょう。その産卵管をじっくり見てみると、鋭い先端部分や反り具合が日本刀のようです(ちょっと短いかな?)。そう思うと、カッコいい虫に思えてくるから不思議です。


(撮影:2009.9.28/桜川市・旧真壁町)

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2009年9月29日 (火)

数珠つなぎのサイコロ

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これは蛾の幼虫でしょう。黒い点々がいっぱいあって、犬のダルメシアンぽくってかわいいです。もっと部分的に見ると、賽の目が並んでいるようにも見えます。なかには六以上の目があったりしますが…

さて、何蛾の幼虫でしょう。当てずっぽうに、フクラスズメの若齢幼虫ではないかと予想したのですが、いかがなものでしょう?


(撮影:2009.9.10/石岡市)

*10月17日追記
mizuaoさんよりコメントをいただき、クロキシタアツバの幼虫であることがわかりました。mizuaoさん、ありがとうございました。

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2009年9月23日 (水)

不明のゾウムシ

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朽ち木(マツ)の上で見つけたゾウムシです。図鑑を見ましたが、正体はわかりませんでした。


(撮影:2009.9.11/石岡市)


10月17日追記
takao_bwさんよりコメントをいただき、ハイイロチョッキリであることがわかりました。takao_bwさん、ありがとうございました。

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2009年9月22日 (火)

お菓子なタマゴが孵りました

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9月11日に「お菓子なタマゴ」のタイトルで報告した卵が孵化しました。出てきたのは毛虫です。蝶なのか、蛾なのかわかりません。


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以前紹介したタマゴ


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こちらが拡大した写真です。個人的には蛾の幼虫ではないかと思っています。家に持ち帰って2週間足らずで孵化したことになります。彼らは厳しい冬をどうして乗り越えるのでしょう?


(撮影:2009.9.22)

10月17日追記
takao_bwさんよりコメントをいただき、タケカレハの幼虫であることがわかりました。takao_bwさん、ありがとうございました。(追記がかなり遅れましたが…)

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2009年9月16日 (水)

親ガメと子ガメ

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ハートカメムシでお馴染みのエサキモンキツノカメムシです。カメムシのなかには、産卵後に卵を守るような行動をとるものがいます。エサキモンキツノカメムシもその一種のようです。

よく見てみると、覆い被さっているのは卵ではなく、孵化したばかりの子カメムシたちでした。母性本能を感じさせる姿にちょっと感動してしまいました。


(撮影:2009.9.14/桜川市・旧真壁町)

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2009年9月 8日 (火)

アリとハサミムシを足すと

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へんな虫がいました。アリのようなハサミムシのような…両者を足して二で割ったような虫です。

どうせ調べてもわからないだろうと思っていたら…コアリガタハネカクシのようでした。子どもの図鑑だからと言って侮れませんね、ちゃぁ〜んと載っていました。図鑑は『小学館の図鑑NEO 昆虫』です。

(撮影:2009.9.1/桜川市・旧真壁町)

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2009年9月 6日 (日)

浅葱色って、どんな色?

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アサギマダラです。毎年この季節になると筑波山系の山で目にします。アサギマダラは旅をする蝶といわれています。きっと、筑波山の近くで休憩中だったのでしょう。

アサギマダラは漢字で書くと「浅葱斑」。浅葱とは青緑色の古称だそうです。つまり、青緑色の斑の蝶ということでしょうか。確かに前翅に薄い青緑色が見えます。


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ちなみに、この蝶は幼虫も成虫も体内に毒を蓄積しているそうです。触っただけでは無害ですが、食べると毒らしいです。それもこれも外敵から身を守るための知恵と仕組みなのでしょう。詳しいことがウィキペディアに出ていましたので、以下に引用します。

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幼虫の食草となるガガイモ科植物はどれも毒性の強いアルカロイドを含む。また、成虫がよく吸蜜するヒヨドリバナやフジバカマも、蜜にアルカロイドを含む。アサギマダラはこれらのアルカロイドを取りこむことで毒化し、敵から身を守っている。アサギマダラは幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、これは毒を持っていることを敵に知らせる警戒色と考えられている。
………………………………………………………

なるほど。「きれいなバラには刺がある」じゃぁなくて…きれいな蝶には毒があるということでしょうか。


(撮影:2009.9.1/桜川市・旧真壁町)

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