叱られない蛙

1105161

蛙は鳴いても叱られない。

どんなに、どんなに騒いでも怒られない。

小さな黒い粒が無数のおたまじやくしになり、

数えきれないほどの仲間が

動物や虫に食べられ消えていく。

田んぼや川で鳴いているのは、

生き残った蛙だけ。

いいじゃないか、鳴かせておこう。

思う存分鳴かせておこう。



先日、長野県の小布施に行きました。帰りは深夜。高速道路を走っていると、北関東自動車道の岩瀬(茨城県)付近で、何やら騒々しい音が聞こえ始めました。窓をちょっと開けると音は一段と大きくなり、全開するとにぎやかな歌声に変わりました。それは、田んぼから響いてくる蛙たちの鳴き声でした。


田んぼは高速道路からかなり離れていますが、鳴き声はすぐそこで鳴いているように聞こえます。蛙の大合唱がかなりの大音量であることを改めて感じました。もっと近くで聞いたら、不正改造した車やオートバイの爆音に匹敵するかもしれません。蛙ってかなりうるさい生きものなのかも…


ペットの鳴き声がうるさいと言って、ご近所とのトラブルが発生することも多い世の中ですけど、わざわざ田んぼにまで出向いて蛙を叱る人を見たことはありません。それを思うと、うるさいながらも自然が作り出す音として受け入れられているのかもしれません。遠くから聞こえる蛙の声はどこか情緒的ですし、カジカガエルの声などはいくら聞いていても飽きません。


ほかの人たちが蛙の声をどう思っているのか、かなり気になっています。推測ですが、蛙の声をうるさいと思う人はかなり少ないのではないでしょうか。どちらかというと「好き」という人の方が多いような気がします。


こんなくだらないことを真剣に考えていることが多い自分。蛙の写真を撮る機会があったらこのことを書こうと思っていました。偶然にも蛙に出会ったので今日のブログで報告した次第です。


11051621105163

写真の蛙は山梨県の西沢渓谷で見つけたものです。図鑑の写真と見比べてみましたが、よくわかりませんでした。たぶんアズマヒキガエルだと思います。赤が強く出た個体や黒っぽい個体など、色については個体差があるようです。写真のものはオレンジ色が強く出ている個体なのかもしれません。


(2011.5.11/山梨県・西沢渓谷)

.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

尾瀬の赤腹君

1008071
先日、尾瀬に行ってきました。盛夏の尾瀬は緑一色。ニッコウキスゲはしばらく前に花期が終了してしまい、尾瀬ケ原で大きな花は見られません。しかし、足元を見ると小さな花がいろいろ咲いています。

ちなみに、今年6回目の訪問です。月に一度は出かけていることになります。仕事なのでのんびりしていられないのですが、写真はいろいろ撮ってきました。もちろん花も撮ってきましたが、ほかのものも撮っています。今回は両生類と魚類を報告したいと思います。


1008072
こちらはアカハライモリのようです。じつは7月頃から目にしていました。木道からはなれた池塘を泳いでいることが多かったので、ずっと撮れずじまいでした。今回は木道近くにいたので姿を記録することができたというわけです。

じつは、サンショウウオかもしれないとずっと思っていました。今回、手に取って裏返してみたらお腹が赤かったのでイモリと断定。ちょっとした発見でした。


1008073
こちらは尾瀬ケ原の小さな川を泳いでいた魚です。アブラハヤのようです。この魚たちは観光客に餌付けされているようで、何かを水面に落とすと一瞬にして大群が押し寄せます。まるで池の鯉状態に唖然としてしまいました。


(撮影:2010.8.4/群馬県片品村)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黄金のカエル

0906251
金の置物ではありません。本物のカエルです。シュレーゲルアオガエルの子どもは、みんなこんな色をしているようです。オタマジャクシの名残りのかわいい尻尾がまだついています。このずんぐりむっくりした姿もなんとなく愛おしいですね〜


(撮影:2009.6.17/つくば市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニホンアカガエル? ヤマアカガエル?

0905241
今月の中旬に訪れた茨城県北西部の田んぼの水路です。


0905242
いたるところにシュレーゲルアオガエルの卵塊が見えます。シュレーゲルはほかのカエルに比べると産卵の時期がずいぶん遅いのがわかります。


0905243
こちらはアカガエル。かなり大きな個体でした。


0905244
さて、ニホンアカガエルでしょうか、ヤマアカガエルでしょうか? なんとなくヤマアカガエルのような気がします。


0905245
カエルがいた田んぼは、とても静かな場所にあります。


(撮影:2009.5.10/城里町・旧七会村)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

せせらぎや 蛙飛び込み 流される

0810242
滝川渓谷(福島・矢祭町)のようすです。と言っても、これじゃどこにでもある渓流のワンシーンですね。


0810241
さて、こちらのカエルは渓流沿いにある散策路に飛び出してきた慌て者です。あやうく踏みつけるところでした。ニホンアカガエル? いや、ヤマアカガエルでしょうか。あまりに近づいて写真を撮ったせいで、驚いてせせらぎに飛び込んでしまいました。そして、あっという間に流れを下って行ってしまいました。さよなら〜


(2008.10.12/福島県・矢祭町)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

幸せって何だろ〜

0809091
シュレーゲルアオガエルです。

幸せそうな横顔が、まるで残暑の昼下がりを楽しんでいるかのようでした。

私はときどき「カエルになりたい」と思うことがあります。


(2008.9.3/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シュレーゲルのまどろみ

0805211
あまりにも幸せそうな顔をしていたので撮ってしまいました。昼下がりの草の上はとても心地よさそう。ほかにも何匹ものシュレーゲルアオガエルがうたた寝を決め込んでいました。皮膚が乾燥しないのか、ちょっと心配になります。それでも平気なのだから、シュレーゲルは日光浴が好きなカエルなのでしょう。

この顔を見て、カエルって表情のある生きものなんだと思いました。なかには嫌う人もいますが、今回の一件で「カエルが好き!」という人の感覚が少し分かったような気がします。


●シュレーゲルアオガエル/Rhacophorus schlegelii
アオガエル科

参考文献:山と渓谷社『ハンディ図鑑 日本のカエル』
(2008.5.7/小美玉市・旧小川町)

| | コメント (2) | トラックバック (0)