風景写真はキライだ〜

さて、今回の撮影ツアーの報告も最終回となりました。最後は花貫渓谷にある「名馬里ケ淵」の風景写真。ここはモミジがいっぱいあって、絶好の撮影ポイントと呼べる場所です。

ツアー参加者たちは思い思いに構図を考え、頭の中で絵づくりしているようすでした。
さて、私も考えました…。いや〜、何も浮かびません。やはり風景写真にはかなり苦手意識があります。虫や草花、蜘蛛、きのこばかり撮っているので、広い絵づくりができませ〜ん。撮影対象が明確な「こんな虫がいた」という証拠写真なら迷いはしないんですが…

広くとろうとすると、何を訴えていいのやら。それに、何を撮りたいのかも見定められません。というわけで、こんな写真になってしまいました。
「なんじゃコレ?」的な構図。視野を狭くして虫や蜘蛛を覗き見る感覚で、紅葉をとらえてみました〜。はぁ〜あ、紅葉の魅力がまったく伝わってきませんね、この写真。でも、チラリズムということで自分を納得させました。

結局、地衣類に覆われた幹の写真。自分はこんな風景がかなり好きであることがわかりました。出来、不出来は別にして、このようなシーンを記録すると何となく心が落ち着くのでした。

「天にあるばかりが紅葉ではなく、地にあるのも紅葉である」。そんなことを言った人がいるかいないかわかりません。いつも虫や蜘蛛、きのこばかり探しているので、上よりも下を探す習性が自分にあることに気付きました。まるで腹を空かせた獣のようです。

名馬里ケ淵に来たのに、肝心の名馬里ケ淵の写真を撮るのを忘れていました。急いで撮ってきたのがこの写真。「オイオイ、何これ?」。情緒も何もない記録写真です。
慌てていたので三脚を置き忘れてきました(使わないのに持ち歩くな! 結局一度も使わなかっただろ!)。じつを言うと、次の撮影地に行ってから気付き、三脚を取りに引き返してもらいました。みなさん、ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。

最後の撮影地、「さくら公園」です。その名のとおり、サクラの木がいっぱいでした。春先には、それはそれは美しい風景が目の前に現れるに違いありません。でも、今は秋。
賽の河原か、黄泉の国か…寂しげな風景が目の前に現れました。でも、こんな風景が好きなんです。川面から靄など立ち上っていれば最高なんですが…

最後の最後に、虫の写真を撮りました。撮ったことさえ忘れていたハチです。図鑑を見たら、キイロスズメバチのようでした。意外とちっちゃい印象です(いや、こんなもんだろ?)。体長は20ミリくらいだったでしょうか。
以上で県北撮影ツアーの報告はおしまいで〜す。次回はどこに行くのか? 今から楽しみにしています。あっ、そうそう、今回の撮影ツアーのようすは小口さんのホームページでもご覧いただけます。当日は雨に見舞われながらも、和やかな雰囲気の楽しい一日でした。
●県北撮影ツアー/花園渓谷・花貫渓谷編[その11]
(2008.11.16/高萩市、名馬里ケ淵・さくら公園)
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