カラマツの新緑とコケの地図…西沢渓谷

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昨日、山梨県の西沢渓谷に行ってきました。ここは山梨、埼玉、長野が接する山間で、笛吹川が流れています。渓谷はこの笛吹川がつくり出した自然美と言えるでしょう。

この写真は渓谷の下流の方なので流れが緩やかです。この流れに沿って山を登っていくと、いくつもの滝がある渓谷美を堪能できるのです。

渓谷には澄んだ空気と水の音が満ちています。カラマツの新緑が眩しいですね〜。カラマツは日本の固有種で、針葉樹のなかでは珍しく落葉する種類。秋になると葉が黄金色に変わり、紅葉の景色のなかでもひと際目立ちます。なかには、カラマツの紅葉が大好きと言う人もいるのではないでしょうか(私もその一人です)。

紅葉ばかりに目がいってしまうカラマツですが、新緑がこんなに美しいとは知りませんでした。カラマツって魅力的な木だなぁ〜と改めて思った次第であります。


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数ある滝のなかには、かなりの落差を持つ見応えのある滝もありました。


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西沢渓谷はとても明るい渓谷です。鬱蒼とした森林のなかにあるというより、適度な開放感のある渓谷です。光が差し込む分、水の色がとてもきれいです。エメラルドグリーンというか、マリンブルーというか、トロピカルさを感じさせる水の色に魅せられてついつい足を止めてしまいます。


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こちらが渓谷のハイキングコースのほぼ真ん中にある「七ツ釜五段の滝」です。


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近くに寄ると、美しい水の色に引き込まれてしまいそうになります。

写真だと写るものしかご紹介できないのがとても残念です。絶え間なく耳に飛び込んでくる水の音、思わず深呼吸したくなる澄みきった空気…茨城県南では聞いたことのない鳥の声が渓谷のなかに響いていました。ハイキングでは五感(味覚は除くので四感でしょうか)を総動員すると二倍も三倍も楽しめます。


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こちらはコケ(地衣類)の地図。仕事とは言いながらも、合間を見て趣味のコケ観察もしてきました。


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西沢渓谷には数種類のコケ(蘚苔類)が生えていました。そのうちの代表的なもののうちの二つです。


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こちらはシダです。時間が許せば夕方まで観察していられそうなくらい楽しい場所でした。

今回撮影したコケ(蘚苔類・地衣類)やシダは、そのうち別のブログ「シダ・コケ探検隊」で報告したいと思います。


(撮影:2010.5.9/山梨県・西沢渓谷)

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コケのようでコケでない

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前回報告した加波山ハイキングの途上で撮影したコケたちの写真です。じつはこの中にコケでないものが一枚あります。答は左上の写真です。名前は別のブログ「シダ・コケ探検隊」で報告していますので、興味のある方はそちらへどうぞ。

右上のコケはシッポゴケでしょうか? 左下はイヌケゴケ? 右下はよくわかりません。チョウチンゴケ科のコケでしょうか? コケはまったくの素人なので、答の信憑性はかなり低いです。くれぐれも同定を信じることのございませぬようお願い致します。


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さて、コケを撮った後は再び雪山登山、じゃなくて下山です。下からは登山愛好家らしいグループが登ってきました。道が狭いので道を譲って傍らに立っていると、会話がなんとなく耳に入ってきます。「アイゼンを持ってくればよかった」とか言っていたので、それなりのレベルの方たちのようです。私はこの後、もうちょっと降りて地衣類を撮影しました。というわけで、次回は地衣類を報告したいと思います。

(撮影:2010.3.12/加波山)

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大ムカデの襲来?

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逃げろ〜、噛まれたら大変だ!

でも大丈夫。これ、シダですから。

名前はシシガシラ。若い葉はこんな色をしているんですね。右の方の背の低い葉は伸びきってなくて、クルクルっと巻いています。

(撮影:2009.6.20/小美玉市・旧美野里町)

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うらめしや〜

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久々に「コケ・シダ探検隊」のブログを更新しました。何と5か月ぶりです。今後はコケ・シダにも目を向けていこうかな〜なんて考えています。


(撮影:2009.4.4/石岡市)

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袋田の滝とイノモトソウ

最近、身の周りの自然を撮っていません。これではいけないと思い、昨日出かけるときにコンパクトデジタルカメラを持参しました。

じつは1月に、携帯できる小さいカメラを買ったんです。それがこちら。

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リコーのR10という機種です。すごく使いやすいカメラなのですが、なぜか青が強調される傾向があります。画像ソフトで調整すればいいのでしょうが、もともと無精なため、そんなことは一切しません。ですので、以下に掲載する写真も撮ったそのままのものです。

出かけた先は茨城県北部にある大子町(だいごまち)です。すぐ隣が福島県・矢祭町です。大子町と言えば袋田の滝。もちろん滝の写真を撮ってきました。


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こちらは昔の観瀑台からの写真です。


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こちらは昨年完成した新しい観瀑台からの写真。エレベーターで40メートル以上も登った場所にあるため、見晴らしも最高です。滝の全景とともに周辺の景観も楽しめます。ご覧のように眺望はとてもいいのですが、滝が小さく見えるのがちょっと残念。ダイナミックな水の落下や滝の轟音など、迫力ある自然を感じたいのなら古い観瀑台がおすすめです。というか、現在の袋田の滝は二種類の楽しみ方ができる観光地になったと考えた方がよさそうです。

昨日は冬とは思えないほどの暖かな日でした。そのせいか、滝にはたくさんの人が来ていました。


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こちらは滝の近くにあったイノモトソウです。たぶん、オオバノイノモトソウではないかと思います。大子町と言えばかなり寒いと思うのですが、オオバノイノモトソウに限らず、たくさんのシダが生えていました。シダって寒さに強いんですね〜。

そう言えば、袋田の滝は氷結するようすはまったくありませんでした。冬の袋田と言えば氷結した滝が風物詩。今年は暖冬なのでしょうか、ちょっと期待できないようです。


(撮影:2009.2.14/大子町・袋田の滝)

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シダとコケの楽園

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「渓谷は 時の流れと 水の音」 詠み人知らず

渓谷の魅力って何でしょう? 絶え間ない清い流れでしょうか、それとも涼しげな水音でしょうか。

ときにゆっくりと、ときに激しく…ゴツゴツとした岩の間を滞ることなく過ぎて行く水。森じゅうに響く水音に幻惑され、眺めていると時間が経つのを忘れてしまいます。「ゆらぎ」とか「マイナスイオン」「フィトンチッド」なんていうおまけをつけられると、妙にありがたいような気持ちにもなってきます。

べつに科学を否定するわけではありませんが、森にはもっとふか〜い力が働いていると私は思っています。まっ、そんな難しく考えなくてもいいじゃないですか〜。だって、そこにはシダやコケが生えているんだモン(なんのこっちゃ?)


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ほ〜らね、きれいでしょ! コケの名前はよくわかりませんが、コホウオウゴケらしきコケです。名前からしてイカしてます。


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胞子の入っている“さく”は、首の長い鳥のようです。これが無数に並んでいるところなど目にすると“すばらしい!”と、思わずため息が出ます(そんなのわたしだけ?)。


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ほら、このコケなんて渓流を眺めています。


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たぶんシノブゴケの仲間だと思います。このコケ、好きなんですよ〜。


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杉の大木に目を移せば…。ホホ〜、なんとも時の重みを感じさせるコケが。とは言うものの、意外と短い期間でコケは生えるんじゃないかと思います。でも、コケが生えているだけで重厚感が増しますよね〜、木でも石でも。


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ホソバオキナゴケって言うんでしょうか。自信がないので、あまり名前は信用なさらないでください。


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このコケもたくさん生えていました。


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これは何と言うコケでしょう? さっぱりわかりません。


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これはジャゴケっぽいです。普段は目にしても、どうってことないのですが、渓流の岩場に生えていたりすると“きれいだな〜”なんて思ったりします。人間(私)って気まぐれです。


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こちらのシダ、あまり見たことがありません。図鑑で調べてみたら、カラクサシダというのが似ていました。


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どうなんでしょ、本当にカラクサシダかどうかはわかりません。


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こちらは、たぶんジュウモンジシダ。ちょっと育ちが悪い個体です。茨城県北に来ると当たり前のように目に入りますが、県南部ではあまり目にしないような気がします。


(2008.10.12/常陸太田市・旧里美村)

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