緑の結晶 〜水草の美学〜

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水草。それは一般の人々からは縁遠い存在。でも、今この瞬間に同じ地球上で生きている生きものです。


水草がニュースになることは皆無ですし、普段の生活で水草が目に入る場所に出かけることも滅多にないでしょう。ほとんど私たちの意識にのぼらない存在、それが水草かもしれません。

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珍しくないのに珍しい植物。言い換えれば、目新しい植物のひとつかもしれない水草にふれる機会がありました。

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改めて目にすると、とても不思議な形をしていることに驚きます。見当違いかもしれませんが、私には雪の結晶のように見えてしまいました。

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写真は上からコウキクサ、アカウキクサ。三番目はアカウキクサに似ていますがちょっと違う感じです。四番目は不明ですけど、まるでダリアの花のようで幾何学的な形がとても美しいです。

(撮影:2011.4.29/筑波実験植物園)

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尾瀬…川に浮かぶ杉の森

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8月4日の尾瀬の報告のつづきです。

この日も鳩待峠から山の鼻を経由して尾瀬ケ原に向かいました。鳩待峠に着いた時、温度計を見たらなんと21度。爽やかな風が吹いているせいもあり、とても心地よい日でした。今回はちょっと変わった写真をお見せしたいと思います。


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森林を俯瞰したようですが、いわゆる空撮ではありません。橋の上から川を撮ったものです。場所は上ノ大堀川です。


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杉の木のように見えるのは水草の茎です。名前はスギナモ。花はとても小さいそうなので、橋の上からは到底撮影できません。

この茎のようすがスギナに似ているのでスギナモの名前がついているのだと思います。遠くから見ると杉の木に見えるのですが、近くならスギナに見えるのかもしれません。


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実際はこんな感じで水草が広がっています。最初の写真は右の部分を写したものです。水のなかでゆらゆら揺れている水草から、スギナのような茎が直立しているのが何となくわかると思います。写真の左半分からはまだ茎は伸びていません。全体からニョキニョキと茎が伸びきったら、川一面がスギナだらけになりそうです。それはそれで壮観な風景だろうと想像します。なんだか無性にその風景が見たくなってきました。


(撮影:2010.8.4/群馬県片品村)

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尾瀬…時を忘れる花の楽園

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前回からのつづきで再び尾瀬の花たちのリポートです。

尾瀬には仕事で行っているのですが、毎回時間が限られていてゆっくり花を見ていられません。撮り損ねている花もたくさんあるのが残念です。今年は5回目の訪問になりますが、行くたびに違った花が見られます。おまけに風景もそのたびに様相が変わっていて、飽きることがありません。

行くたびに新たな発見がある。それが尾瀬の魅力のひとつなのだろうと感じています。一度行けば満足するような場所ではないということでしょう。だからリピーターが多いのだと思います。毎度のことながら、花を見ているとついつい時間を忘れてしまいます。なんたって茨城県南部では見たこともない花がいっぱいですから。


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さて、こちらはクガイソウというゴマノハグサ科の花です。なんとかトラノオという名前のついたサクラソウ科の植物に似ているので、その仲間かと思いがちですが違うようです。

クガイソウは漢字で書くと九階草あるいは九蓋草となります。葉が茎に輪生して九層になっているのでこの名前がついたようです。わかりやすく言うと九階建てということでしょうか。しかし、必ずしも九層になっているわけではないようで、ときには違う数になることもあるらしいです。また、蓋という字は「傘」を意味するみたいです。偉い導師に従者がさしかける長い柄のついた傘を「蓋(がい)」と呼ぶそうですが、その蓋が九つあるので「九蓋草」という名がついたという説もあるようです。以上、余談でした。


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こちらは白っぽい花が咲きそうです。クガイソウに似ていますが、葉っぱの色と質感が微妙に違います。どうなんでしょう? これもクガイソウなのかしら。


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ラン科の花、ミズチドリです。図鑑を見たら「匂いがする」とありました。前もって知っていれば匂いをかいできたのですが、う〜ん残念です。でも8月初旬にまた行きますので、そのとき咲いていたら匂いを確かめてきます。どーぞ、まだ咲いていますように…


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これはオゼノサワトンボでしょうか? よくわかりませんが、図鑑の写真と似ているのでそういうことにしておきます。こちらもラン科の植物です。


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これはコオニユリのようです。山の鼻から尾瀬ケ原に入るところに多く咲いていました。この強烈なオレンジ色がとてもよく目立ちます。緑の背景にとてもよく映える小さなユリでした。


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こちらもコオニユリ? 花びらに黒い点がありませんが、コオニユリなのでしょうか。図鑑を見たら黒い点が入らないオレンジのユリに「ノヒメユリ」という種がありました。でも、四国や九州、沖縄に分布する種のようなので違うみたいです。じゃあ、無地のコオニユリということですかねぇ。ちなみに、この花は尾瀬に自生する植物を植栽した「研究見本園」に咲いていました。


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これも研究見本園に咲いていたマルバダケブキの花です。右側に花のアップを載せてみました。いかにもキクって感じの花です。これを見ると、改めてこの種がキク科だってことがよくわかります。う〜ん、それにしてもごっつい花じゃ。


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「このタデ、なんと言うタデなのだろう?」と思い、後で調べようと写真を撮っておいたものです。手持ちの尾瀬の花図鑑に載っていなかったので、普通の図鑑で調べたら…イブキトラノオのようでした。

「え〜、そうなんだ、知らなかった」。よく名前は聞いていましたが、まさかタデ科の植物だったとは。トラノオという名がつく植物にはタデ科もあったのでした! 小さな発見というか、遅かりし気付きです(今さら、ちょっと恥ずかしいかな)。


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今回のちょっとした発見がこの花です。山の鼻から尾瀬ケ原に入ってしばらく行くと、この花がいっぱい咲いています。オニシモツケと言う花のようですが、これがけっこういい香りがするんです。近くを通ると香しい空気が漂ってきます。居ても立ってもいられなくなり、思いっきり鼻をくっつけて深呼吸してきました。まるで虫になったような気分を味わえました。なぜなら、この花にはおびただしい虫が訪れていたから…私もその仲間になれました。ハハハ。


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尾瀬ケ原にはところどころにアザミが咲いています。なにアザミなのかなぁ〜と悩んだのですが、普通のノアザミらしいです。ノアザミはかなり適応力のある植物のようですね〜


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水辺にはヒツジグサが咲いていました。もしかすると茨城のどこかには咲いているのかもしれませんが、まず見ることはない花だと思います。あるとすれば茨城県北の水のきれいな池や沼かもしれません。少なくとも県南部で咲いているという話は聞いたことがありません。そんな花が尾瀬では当たり前に咲いているんですから、ちょっと不思議な気分です。しかも、こんなにたくさん!


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水草も撮ってきたのですが、名前がさっぱりわかりません。ネットで検索したら、スギナモのようでした。撮影したのは上ノ大堀川です。いったいどんな花が咲くのでしょう?


(撮影:2010.7.25/群馬県片品村)

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コップが洗えそうな水草

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試験管を洗うブラシのような水草です。正直言って、植物はあまり詳しくありません。水草となればさらにわかりません。

きっと、ちゃ〜んとした名前があるのだろうと思います。もしかすると外来種の水草かも…


(撮影:2009.9.10/石岡市)

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